ねこ蔵

ザ・プレイス 運命の交差点のねこ蔵のレビュー・感想・評価

5.0
これまた毒のある星新一ショートショート感覚で楽しめる最高の映画だった!
私にとってはファンタジー要素のある、謎解き脱出ゲーム感覚ムービー、または頭の体操(懐かしいね〜)ムービーだった。
かけ違えたボタン的な展開には冷や汗をかき、この人のストーリーは大団円、この人はバットエンドとか、ホッとしたり、絶望したり
ワンシュチュエーション、パブに居る人の会話だけ、しかも主人公は淡々と喋っているだけなのに、ジェットコースターに乗った気分。
登場人物が話をするたびに、私はパズルのピースを受け取り、どの人物と接するのか、考えてはめこむ。そんなパズル楽しさがある。
パブの席で話す姿と店の外観しか映らないだけなのに、何故か事件が眼に浮かぶのだよ。
脚本が優れてるんだなー。
謎解きパズル、頭使う系が好きな人に激烈オススメしたい!
で、私はそういうの大好きなので、
久方ぶりの星5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️です!!

試写会のあと、トークショーが「難しい話でしたね〜」って始まったけど、
なぜか観る前から謎の男に絶大な信頼を置いていたので、謎の男=万能だと、なんの疑念も抱かなかった私。
難しく考えていなかったので、えぇ?!ってなった。
たしかに、なんでそこにいるの?から始めたら謎ばかりだが、でもこれはそういう粗探しをするための映画じゃないよね。。。
深く読もうとすればメタファーがなんちゃらで、難しくとれるのかもしれんけど、私はもう少し違う方向で登場人物の運命を楽しめました。
ねこ蔵

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