K

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのKのレビュー・感想・評価

3.4
友人関係、恋愛、親子関係。お年頃なTHE思春期という描写がリアル。お肌も肉体も当時16歳のエルシーフィッシャーならでは。いわゆる陰キャな主人公。決して意志が弱い訳ではなく手探りな状態。大人から見れば10代、ましてや中学生なんてまだまだこれからとつい思ってしまう。ケイラの姿を見て思い出すのは、若くても人生に本気で絶望することだってあるし心底嫌気がさす時期だってあったということ。判断の甘さ。未成年になぜ親の監督が必要か。運やタイミングに生かされていると感じさせられる綱渡り描写。「娘が私みたいな子になったとしたら…」に共感。それに答える父の言葉が良い。大人が見ても励まされる部分はあると思うけど、同世代の方々のほうが響くかもしれない。スポンジボブ。ビデオレター。グッチ〜!
K

K