2019年86本目
監督 ボー・バーナム
エルシー・フィッシャー
ジョシュ・ハミルトン
中学卒業一週間前に、「最も無口な子」に選ばれてしまった主人公の少女ケイラが、引っ込み思案な自分を変えようと奮闘する様を描く青春映画。
自分を鼓舞するかのようにSNSでメッセージを発信する内気で不器用な少女が、精一杯の勇気を出して今まで避けていた世界へ踏みこみ、無理して、背伸びして、イライラして、父親に当たり散らし、やがて自己嫌悪に陥っていく。
背中を丸めて自信なさげに歩くケイラがなんとも愛らしくて応援したくなります。
自分にも中学生の娘がいるからか、父親の言葉には共感と共に思わず涙腺が緩みそうに・・・
自分の良さは他人と比べるものじゃない、
分かっているけどついつい忘れがちな事を気付かせてくれる素敵な一本でした。