め

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのめのレビュー・感想・評価

3.5
2日前に試写会当選のDMが来て、流石に2日前に誰か誘うのも面倒で1人で銀座まで行って見た作品。見た後に1人1人監督に会うことが出来て、直接感想を伝える事が出来たのがすごくいい思い出でした。

悲しい事に比較的知名度も低い(印象がある)し、レビューを見ると割と賛否両論あるような感じですが、私はケイラの姿があまりにも自分と重なって何回も泣いてしまったしきっと自分の記憶に残る作品になるな、と思いました。映画好きな人には見て欲しい。

何より父親が本当に素敵な人。ほとんどの人が父親の言葉で泣いてしまったのではないかと言わんばかりの力強い言葉。とっても不器用な節は多々あったけれどそれでもケイラに向き合おうと必死で真っ直ぐに心から愛しているのが伝わってきて、こうして1番の味方で居てくれる親の存在って素敵だなと感じましたね。この父親像が少し自分の中学生の時の母親と似ていてそれを監督に話すと、これは実際に僕のお母さんが僕にくれた言葉なんだって仰ってて、そういう経験をしたからこそ作れた映画なんだな、と。

これ見たあとに隣に座っていた女子大生2人組が「娘がこうだったら悲しいよね」と話していて、違うそうじゃないこの作品が伝えない事が全く分かってない!と心の中で叫んでしまった。やっぱりこういうのは少し苦しい学生時代を過ごした経験が無いと刺さらないのかな、、。賛否両論分かれるのはそれもあるのかもしれませんね。

ただここまで好評しておいて点数が低いのはケイラの好きな男子が大っ嫌いだったから。こんなにもイキってカッコつけてるくせに頭の中は思春期男子真っ只中って感じが心底気持ち悪すぎるし、そんなことに焦点当ててケイラが振り回されてんのが見てられなかった。世の中の男子中学生がみんなこんなだったら絶望してしまう、海外の映画だからこその発想だと信じたい。本当に気持ち悪すぎる。

自分の半年前の記憶をたどってレビューを書きましたがまたいつかもう一度見たいなと思います。何で見れるんだろう、レンタルあるのかな〜動画配信サービスに全然入ってないのが悲し過ぎる。以上
め