おバカ犬

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズのおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

はじめに一言、本当に最高の作品だった。

正直本作は、シティーハンターをほとんど知らないよーって方がいきなり観る映画でも、映画を観るために1からシティーハンターを観た後にたどりつく映画でもないと思う。じゃあ誰向けなの?それは「シティーハンター好きだけど、この映画で久々に触れる方」だ。
この映画は期待を裏切らないおなじみのシナリオと、ファンサービスのオンパレードなのである。

Q.もっこりリョウちゃんは? A.いる 
Q.100tハンマーは? A.ある。
Q.喫茶キャッツアイは? A.ある。 
Q.カラスにトンボは? A.でる。
Q.街の汚れを忘れさせてくれる夜景は? A.見られる
Q.リョウちゃん行きつけのゲイバーのオカマは? A.いる
Q.グッバイ槇村は? A.なんと観られる

要するにファンが観たいものは大体ある。夜這いルックは…なかったかな?

♪挿入歌も贅沢の極みである。
Getwildやfootstepだけではない。愛よ消えないで、SARA、ゴーゴーヘブン、バッチリ聴けます。
個人的にテンション爆上げだったのが序盤に流れた小室哲哉のrunning to horizon.この先も名曲をガンガン流してくれるのかというワクワクが止まらなかった。そしてまさに興奮で眠れない午前2時にこのレビューを書いているのだ…!

・時代に合った新しい風もばっちり取り入れている
📝今は無き新宿の掲示板は、かざすとメモ帳みたいなのに変化する電子掲示板と化していた。そしてスマートフォンを使うリョウちゃん…とても新鮮だ。新宿の映画館にあるゴジラも登場。私はあまり新宿の街に詳しくないのだが、立地に詳しい方ならもっともっと楽しめたのかな?悔しい!
「ドローン」ならぬ「エローン」も登場!何に使うかはお楽しみだ!

🤖純喫茶キャッツアイに来た案内ロボット、その名も海小坊主。彼と海坊主との間に生まれた謎の絆…最高に面白かった😭

🐱時代を遡り、キャッツアイの来生3姉妹との共演も実現。もちろん例の曲も流れます。そして現在のデザインでくっきり描かれた彼女たちがこれまたセクシーである。

😆リョウちゃんの相手が傭兵や狂人ではなくAIだったのもかなり新鮮。しかし、跳弾を利用して戦うなんてリョウちゃんにしかできないねぇ。


👄声優もスゴイ
リョウちゃんのクールボイスはやっぱり年を取ったなぁって印象だけどおふざけボイスは健在!相変わらずハタチで通してて笑った。
あと美樹さん、すっかりおばさん声になって妙に色気が…おっと海坊主に怒られてしまうな。
ゲストキャラも山ちゃん、大塚ほうちゅうさんと豪華なメンツ。俳優や芸人起用も違和感ナシ。

…ひとつだけ突っ込む
殺りく兵器のロック解除キーを娘の瞳にするって親父さん頭おかしいの?

総評
文句なしの傑作。ただやっぱりたまに記念で作るから質の高いものができて、同時に懐古主義で面白く感じるのかなぁなんて思ったりも。
最後掲示板に出てきたルパンマーク。果たしてTVSPを量産したルパンの後追いをしてよいものか…複雑!


あらすじ
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父の死後、妙なやつらに襲われるようになった医大生の亜衣は半信半疑で新宿の電子掲示板に「XYZ」と書き込むと、噂通り現れたシティーハンター冴羽リョウ。美人の依頼は断らないリョウが様々な力を借りて調査するうちに彼女が襲われる理由が判明。

香の幼馴染であり、総合企業ドミナテックのCEO御国は大学時代”戦争が起きるかもしれないという不安や恐怖が、武器商人の儲けにつながる”という「warfare理論」の研究に勤しんでいた。そしてその理論を実現すべく開発されたのが「メビウスシステム」。頭で考えただけで動かせる殺りく兵器である。

亜衣の親父さんは知らずのうちにメビウスシステム開発に関わっており、用途を知った彼はシステムにロックをかけ逃亡、殺害される。そしてそのロック解除キーが、亜衣の瞳だったのだ。だから追われてたってワケ。

ターゲットは最強のスイーパー冴羽リョウ。彼のホームグラウンド新宿を舞台に、最強兵器の試験が始まる…!
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