ホイットニー～オールウェイズ・ラヴ・ユー～のSUのネタバレレビュー・内容・結末

Netflixのドキュメンタリーを補完するような内容。
比較してみると、親友のロビンの存在は、こちらでは悪影響を与えた人物として扱われており、ボビーブラウンはやはり間違いなく元凶の元としか思えないといった印象。
彼女を傷つけられた数々の出来事が、ドラッグという逃げ場に頼る事しか出来なかったことを思うと、有名人につきまとう噂や誹謗中傷はSNS発達以前にもメディアを通して蔓延しており、その影響力の恐ろしさを改めて感じさせた。
ホイットニーの初めて明かされる悲しい過去は彼女の娘の育て方に影響し、それが元で更なる悲劇が生まれてしまう負の連鎖はただただ悲しく、実の父親が手を差し伸べらるべきだったと心底思うが、ボビーは依存症の克服は必要ないとの発言をしており、運命は残酷だがこれは変えることが出来ない道を辿っていたのかと思うと不憫でならない。
晩年のライブは酷い有様だったようだが、映画館で聴く全盛期の彼女の歌声は流石歌姫と呼ばれただけある唯一無二で圧巻の一言。素晴らしい才能が早々に失われてしまったことがただただ残念でならない。