YoshiyaTsuboi

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~のYoshiyaTsuboiのレビュー・感想・評価

4.1
まだ噛みしめている最中でうまくは飲み込むことができない。彼女の活動をずっと追い続けていたわけではないから「本当にこれがあのホイットニー本人なのか?」と感じるほどの衝撃的な映像もあった。ここまでの壮絶な人生を目の当たりにして、正直気分はおちた。だがホイットニーのあのとてつもない歌に触れ、強烈に胸は高鳴った、彼女の歌の力強さは圧倒的だった。歌に深く愛されたホイットニー・ヒューストンというスーパーなアーティストを再認識できた。

当初観る前に想像していたエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY』の感覚とは実際は違っていた。偉大なアーティストであるホイットニー・ヒューストン、両親と二人の兄に愛され育てられた黒人女性ニッピー(幼少時代からのあだ名)それぞれが歩んだ人生の道筋は、1970年代から2010年代においてアメリカ社会自体が歩んだ時代の変遷からあふれ出た光とこぼれ出した陰に向き合うものになった。
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