ももん

ホワイト・ボイスのももんのネタバレレビュー・内容・結末

ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半は燻ってるアメフト経験者の貧しい黒人主人公が、ブラック終身雇用企業に就職して、白人の成功者口調の電話営業マンとして飛躍して低賃金フロアから高給フロアへの昇進する過程での葛藤を描いてる。
ホワイトボイスという皮肉な話術も実社会に即してるかもしれない。

昇格後のフロアで扱うのが労働力と兵器と知り抵抗を感じるも、自分や家族の生活の為にも開花したセールスの才能を活かして活躍する。元のフロアの仲間達はあまりのブラックな環境で労働組合結成してストやデモを開始するが昇格して参加しづらくなる。

重要なパーティーで不得意なラップで黒人批判を連呼して富裕層が湧いてる様は痛たまれないし、黒人がホワイトカラーの中で成功するにはアイデンティティを捨てなくてはならないといった風刺に感じる。

ここまでは軽快かつ社会的なブラックコメディだが、ウマサピエンスというぶっ飛んだ設定が追加されることで、後半はドタバタぶっ飛びコメディになってる。

でも面白くはあった。
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