らまんば

告白小説、その結末のらまんばのレビュー・感想・評価

告白小説、その結末(2017年製作の映画)
3.1
記録をするまでにひと月半もかかると正直記憶からは消え始める。。。

この日はフランス、韓国、イタリア、と一人国際映画祭w

この作品に関して言えば面白いが面白くないかは別として、自分としてはかなり共感できた作品。

作家の創作活動における"生みの苦しみ"を擬人化したような演出だけど、誰にだって二面性はある。あたしにだってある。それが『ELLE』ほどの強暴性や異常性を持っているかどうかは人によって違うだろうけど。
『ELLE』がデルフィーヌに対してフィクション作品ではなく自分について記した私小説を書くべきだとしても厳しい意見を述べても首を縦に振らなかったのは、それをしてしまうと自分が壊れてしまうと本能的に察知していたからなんだろうな。あの異常なまでの執着心や支配欲なんかを見せられてしまうと納得する他ない。
人は自分の中に押し殺している欲望が大小の差はあれど誰でも持ってるのね。旦那さんと束縛し合わない自由な関係性を良しとしている(様に見えるデルフィーヌだ)けど、実際は寂しく、束縛、は言い過ぎかもしれないけど構って欲しいのかな?とも受け取れる。

出だしから「あれ?もしや?2人はファイトクラブのパターン??」と感じさせる部分がふんだんに盛り込まれているのは否めないが、「もしかしたらファイトクラブとゎ違うオチがあるのかも」という淡い期待もあり、作品を観進めて行く。結局、わからなかったな^^;

ファイトクラブみたいに作中でのネタバラシがなかったところをみると、他の解釈が存在するのかも。でもあたしの理解力ではこれが限界。

ネタばらし無しのファイトクラブ的な作品であると仮定するならば、もう一度観ていろんな場面を検証したくなる。

とゎいぇ、ストーリーそのものに真新しい要素が一切なかったのと、期待をいい意味で裏切ってくれる場面もなく、全体を通して弛んでいる感じがしていたので評価は低めの3.1。
らまんば

らまんば