kthj

ベルリン、アイラブユーのkthjのレビュー・感想・評価

ベルリン、アイラブユー(2018年製作の映画)
1.0
ベルリンを舞台にした恋愛群像劇、という胸がときめくワードから連想した洒落た情緒感とは全くテイストの異なるB級恋愛ドラマ。BMWのAIアシスタントに恋する謎展開に耐えられずに開始15分で集中力が切れてしまった。
一般的に群像劇はそれぞれのエピソードの時間軸や関係性で空間的な魅力が増すと考えるが、コレはそれぞれの薄味エピソードがノーコンテクストに拡散することで完全に雲散霧消してまるで意味をなさない。脚本も演技も大げさで思わせぶり、都市空間の中につながりを見出せず、映像が美しい訳でもない。シティ・オブ・ラブと銘打ったシリーズにも関わらずせっかくのベルリンの舞台が台無し。
駄作には駄作ならではの味がある事も多いが、シンプルに観る価値がないと思える映画に出会ってしまった。
kthj

kthj