ピートロ

21世紀の女の子のピートロのレビュー・感想・評価

21世紀の女の子(2018年製作の映画)
3.3
「自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること」をテーマとした女性若手映画監督による1篇8分以内のオムニバス14篇。
個人的には1番ぶっとんでた山中瑶子監督の「回転てん子とどりーむ母ちゃん」、もじもじしている伊藤沙莉がいじらしい金子由里奈監督の「projection」、枝優花監督のオーソドックスだが筋がしっかりしていて主演の山田杏奈がかわいかった「恋愛乾燥剤」、コント風のかけあいが楽しい首藤凜監督の「I wanna be your cat」が好み。
全体を通してみると、百合がテーマ的に多いのはわかるとして、一眼レフカメラ、モノローグ、テロップなどの共通点が多かったのが興味深い。
こんなことを言ってしまうと身も蓋もないが、女性監督にセクシャリティなテーマで撮ってもらおうという企画自体が古臭く感じてしまった。