ピートロさんの映画レビュー・感想・評価

ピートロ

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シンプル・アクシデント/偶然(2025年製作の映画)

4.0

車での移動が繰り返されるが舞台劇のような作品。
内容は非常にシビアで深刻なのに、なぜかたまに通り過ぎるユーモアが残酷。
徐々に人数が増え、がやがやが増し、怒鳴り合う様子はスクリューボール・コメディなら
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オールド・オーク(2023年製作の映画)

4.0

シリア難民への同情ではなく連帯。
理屈ではわかっていても感情的には難しい移民問題。
自国民ファーストと言いたくなる気持ちもわかる(シリア人の女の子が自転車を寄付されて、英国人の男の子が羨ましがる)。
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シャドウズ・エッジ(2025年製作の映画)

4.1

こういうのでいいんだよ!的痛快娯楽作。
2時間21分があっという間の大好物詰め合わせセット。
「影」役のレオン・カーフェイが魅力的。
エンドロールで流れるNGシーンも懐かしくてよかった。

コールガール(1971年製作の映画)

3.8

硬派な探偵と孤独なコールガールの関係性の変化(精神の深奥にあるみんなの大好物)がみどころであり、サスペンスの謎自体はたいしたことない。
夜の街の果物屋で自然にいちゃいちゃするシーン最高。

悪魔祓い株式会社(2025年製作の映画)

3.6

邦題やマブリーのキャスティングからコメディタッチを想像していたが、結構、真面目にエクソシストしてた。
ホラーとしてもちゃんと通用する。
出来は悪くないが真新しさが何もなく、マブリーの腕力がそれほど本筋
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いとみち(2020年製作の映画)

3.8

シンプルでベタだけどしっかりと丁寧でとても好感が持てる作品。
主演の駒井蓮さんのちょっと陰のある表情がとても魅力的。端的にいうとかわいい。

爆弾(2025年製作の映画)

3.8

原作は読んでたけどタゴサクはイメージどおりだった。
類家とのやりとりはちょっと青臭くて気恥ずかしい。
続編は読んでいないのだが、本作の内容をひっくり返したり、さらに真相があったりなどするんだろうか?少
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数分間のエールを(2024年製作の映画)

3.4

題材のMV制作はまだ手つかずの領域だったというだけのチョイスなんだろうけれど、タイトルにもなっているとおり「誰かを応援する」というテーマと自然につながっているのはよいと思う。
だけど、先生はビジュもい
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落下音(2025年製作の映画)

3.9

ドイツの男尊女卑の歴史の闇と、4世代にわたる女性たちの苦悩と煩悶を描く人怖ホラー。
ゆったりとしたペースで2時間半もあるため眠くなるかと思ったが、体感時間はあっという間だった。
こういう作品に高得点を
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素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

4.2

ピタゴラスイッチのような、ジグソーパズルのような、バトンリレーのような群像劇。登場人物たちの生活を覗き見しているかのような背徳感。テンポよく想像の余地が豊富で、街並みも美しく観ているだけで楽しい映画。

プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年製作の映画)

4.1

IMAXにて鑑賞。概ね原作に忠実であったが、一番の違いはテンポ。原作ではじりじりと日進月歩で問題に取り組む過程自体に面白さがあったが、映画では問題は発生した途端に解決されていく。そのため小気味よく進ん>>続きを読む

KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ(2025年製作の映画)

3.8

それほど詳しいわけではないが、米国CGアニメのテイストって画一的で意外性もなく無難で個人的には全然ハマらない。
本作はまるで「切り抜き動画」のような超高速テンポで展開するものの、その「絶対に飽きさせな
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.6

現在パートの行動の理由が、5年前の過去パートから朗らかになるなど、エンタメ的工夫もあるのだけれど、いまいちノリ切れなかったのは小道具(ハイライトメンソール、フィルムカメラなど)やキャラクター設定(自暴>>続きを読む

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.7

不可思議をみなまで言わない洗練さとか、荒涼とした大地と美少女たちが醸し出す独特の世界観など、評価されている理由もわかるんだけど、残念ながらあまり刺さらなかった。

嵐が丘(2026年製作の映画)

4.0

フェネル作品のテーマには「復讐」が多い印象だが、本作もドロドロの愛憎渦巻く復讐劇。
本作では多くのさまざな形と大きさの「悪意」が描かれるが、基本的にフェネル作品は観客にも悪意が向けられている気がしてな
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WEAPONS/ウェポンズ(2025年製作の映画)

4.0

17人の小学生が同時に行方不明になる出だしの謎の魅力と、ラストの絵力だけでもう満足。
始まりと終わりだけでなく、中盤も章ごとの主役変更による事象の「答え合わせ」構成のおかげでどんどん引き込まれていく。
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ブゴニア(2025年製作の映画)

4.1

韓国映画『地球を守れ!』のリメイクであるが、舞台もトーンも違うのでもはや完全に別物。
『エディントンへようこそ』と同じく、喫緊の課題である「陰謀論」がテーマ。
エマ・ストーンはいわずもがなだが、ジェシ
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無能の人(1991年製作の映画)

3.8

「映画のまち調布シネマフェスティバル2026」くすのきホールにて鑑賞。上映後、竹中直人(監督・主演)と佐々木原保志(撮影監督)のトークショーあり。
映画は2h以内におさめるよう意識していたとおっしゃっ
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東京流れ者(1966年製作の映画)

3.9

カッコいい構図、色彩(特に赤)、現実離れしたセットなど、見ているだけでただ楽しい。
ストーリーは仁義なきヤクザ映画のテンプレのようではあるが、内容を一生懸命追わずただ眺めているだけでも満足させられるよ
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8番出口(2025年製作の映画)

3.5

ゲームはプレイしていたので再現の高さはすごいと思ったが、危惧していたとおり、いかんせんシンプルすぎて単調だった。

超かぐや姫!(2026年製作の映画)

4.0

細田守がファンの求めているものを裏切らずに作った世界線かと思った。
アニメ表現もわざとだと思うが、世間のヲタリテラシーが上がった今ならこのくらいは一般にも受け入れられるでしょとばかりの「ちょいヲタ寄り
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.9

ミュージカルでやりそうにない内容をやりそうにない楽曲で描いた挑戦作。
作品の内容から制作背景までいろんなものが情報過多・高密度で、メッセージ性がありテーマが深そうと思いながらも、それを考える暇や余力は
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恋愛裁判(2025年製作の映画)

3.9

これまでの深田作品にあった「もやもやとした名状しがたさ」はなく、良くいえば見やすい、悪くいえばものたりない、そんな印象。
本作はタイトルにもある「恋愛」や「裁判」はどうでもよくて、アイドル事情もどうで
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見はらし世代(2025年製作の映画)

3.9

第78回カンヌ国際映画祭「監督週間」にて、初長編作品である本作が日本人として史上最年少での出品ということを知って、こんなにも味わい深く懐が深い映画を撮った若き監督の才能に驚いた。
インタビューで「ただ
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Share the Pain(2019年製作の映画)

3.9

「我が国の全ての男子は、はじめてのセックスの前に「性交人」と呼ばれる成人男性とセックスをしなければならない」というSP法が存在する近未来(?)SF。
つまり異性とやる前に同性のオッサンから掘られる必要
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ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版(1980年製作の映画)

4.2

徹頭徹尾、ハチャメチャに満ちた大ドタバタ劇のサスペンスアクションであるが、80年のニューヨークの雑踏や喧騒の生々しさが感じられるところが素晴らしい。ビシビシと伝わってくる街の息遣いがすごい。
主人公が
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落下の王国 4Kデジタルリマスター(2006年製作の映画)

3.8

風光明媚なロケーションやカッコいい衣装を見ているだけで楽しい。
なんとなくイメージとしてホドロフスキーのようなテイストなのかなと思っていたが、ちゃんと理路整然としたお話だった。
ただちょっとテンポが悪
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ふつうの子ども(2025年製作の映画)

4.0

子どもたちの演技がとてもよかった。リアルではなく子供っぽさを誇張した演技なので好き嫌いはあるのかもしれない。
テーマも単純なようでいて深く、個人的にはもっと普遍的にオウムとか日本赤軍などを連想しながら
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JUNK WORLD(2025年製作の映画)

3.8

前作に比べて圧倒的なスケールアップと壮大過ぎるストーリー。
上映時は「ゴニョゴニョ語」だったらしいが、アマプラでは「日本語」しか選択できなかったのが残念。やっぱりあの不思議な言語が独特の世界観の醸成に
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雪子 a.k.a.(2024年製作の映画)

3.8

印象的なタイトルや設定から奇抜さを予想していたが、仕事や恋に悩む三十路目前の主人公の精神的成長を描いた、どちらかといえば地味で丁寧でしっかりとしたテーマだった。

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.8

『ジョン・ウィック』や『イコライザー』が好きな小学生が鼻をほじりながら書いたような、本当にしょうもないストーリーであるが、脳が疲れている日には向いているのかもしれない(褒めてます)。
観ているうちにI
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アフター・ザ・ハント(2025年製作の映画)

3.9

現代的ではあるが地味なテーマを扱いながらも、まったく飽きさせないのは、色彩、カット、構図、音楽が美しくってカッコいいからだと思う。
グァダニーノ作品はあとからじわじわくるものが多い。

エディントンへようこそ(2025年製作の映画)

4.0

筒井康隆の短編にありそうなエスカレート具合と毟りあいを「市長選 ✕ コロナ禍 ✕ SNS ✕ 陰謀論」で描いたスリラー。
正直、上映時間は長いし(148分)、スロースターターだし、地味な演出も多いから
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フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

3.8

『藪の中』的構成はちょっといいなと思った。あと凝りに凝ったセットや小道具大道具が楽しい。ただ全体的にローテンションで単調なため少し飽きた。

無名の人生(2024年製作の映画)

3.9

どこに向かっているのか、何を見せられているのか、そんな不可思議で奇妙な展開なのに、観客を置いてけぼりにするわけではなく要所要所ちゃんと面白いのがえらい。

MAHOROBA(2021年製作の映画)

3.4

無国籍風でミニマルなタッチ、かわいいのに毒や皮肉のある作風が印象に残る。