設定やキャラ造形からどうしても『ジョーカー』を思い出してしまうのは、あきらかに個人的にはマイナスに働いてしまった。
なんとも救いのない嫌な話だけれども、ワンちゃんはかわいい。
エディット・ピアフの歌を>>続きを読む
絵本みたいなかわいらしいタッチながらも、どことなく漂う不穏な空気と落ち着いたトーンが幻想的でよかった。
原作も読んでるはずだけど遠い昔のことなのでこれを機会に読み返してみたいなと思った。
クレジットに>>続きを読む
衣装に糊が効いていてきれいすぎるだろと思わないでもなかったが、おおむね原作愛が感じられる実写化だった。
キャストも違和感なかったし、顔芸もすばらしかった(鶴見中尉の歯カチカチ、アシリパのオソマ対面)。>>続きを読む
約80分という短い時間でストーリーも演出もどシンプル。
でもそんな潔さが新鮮で洒落ていて面白い。
ラジオから常に流れるウクライナ情勢。
2人で観に行く映画がジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』とい>>続きを読む
たぶん小学生の頃、観たはずなんだけどまったく覚えていなかった。
有名な「指先と指先をくっつける」シーンって本編にはなかったのね(ポスターだけ)。
効果を高めるためにあえてする理不尽な演出が多かったのが>>続きを読む
戦争が題材ではあるが、テーマは「熱い漢の友情」。いやこれが友情なのか呪いなのか強迫観念なのかはどうでもいい、事実アツいんだからそれでいい(実話がもとになっているそうだし)。
ガイ・リッチー作品にしては>>続きを読む
ユーロライブの日本最速試写会にて鑑賞。
上映後、山中監督のトークショーあり。
質疑応答も非常に活気があった。
観ている最中は長いトンネルの中にいるような閉塞感といたたまれなさと奇妙なシンパシーでしんど>>続きを読む
「秘められた激しい愛情」について描かれることが多かったグァダニーノ作品だが、本作もそのテーマを踏襲しつつポップでホットでクレイジーな仕上がりに。
テニスのラリーの迫力ある映像はすごかったけど、正直、途>>続きを読む
上映後に公開記念舞台挨拶1発目がある回にて鑑賞。
河合優実、吉田美月喜、押山清高監督が登壇。
入場特典はコミック(オリジナルストーリーボード)。
いい意味で不安定な原作作画の魅力を壊すことなく美麗に仕>>続きを読む
「住民説明会」や「高速道路運転中の会話」など、特に大袈裟な演出やセリフがなくても素材が面白ければ面白いはずだという姿勢がえらい。
ラストばかりに目がいきがちだけど、各所に散りばめられた意味深長で丁寧な>>続きを読む
フォントやEDなどを筆頭に全体から「往年の特撮感」が漂い、さらにちゃんと白石テイストも感じられる(大林宣彦チックな色彩・演出も)。
表・裏主演の二人(玉城ティナ、森七菜)がかわいいのでそれだけでも観て>>続きを読む
最近、GUとユニバーサル・ピクチャーズの映画コラボTシャツが発売され、本作もその対象であったが、そういえば観たことなかったなと気づき今さらながら鑑賞。
CGのない時代特有の奥ゆかしさと映像のざらつきが>>続きを読む
ちょっと不穏な『THE3名様』。
3人のキャラクターや会話・間などが面白くひきこまれた。
一番興味深かったのは監督のキャリアで今、本作が作られたということ。
舵取りが絶妙ともいえるし、肩透かしだったと>>続きを読む
母娘関係の描き方がエグくてイライラグサグサきた(母が娘のことを「ママ」と呼ぶところなんて吐き気がする)。
単純に「善人/悪人」と割り切れない佐藤二朗のキャラクター造形がいい。たしかに人ってこういうもの>>続きを読む
SNSで話題になったらしい本作、『コワすぎ!』ファンなので観るしかない。
作品自体は面白くないが、このハチャメチャなストーリーで市の許可がおりて税金が投入され公式PR動画として制作されたことが面白い。
マッドマックスエピソード0。IMAXにて鑑賞。
FRは劇場に複数回通いDVDを購入した程度には好きであるが、FR以上の映像的衝撃はなく悪い言い方してしまうと「こぢんまりとした焼き直し」という印象。
と>>続きを読む
絵のタッチも時代背景も『この世界の片隅に』子供版といった趣。
家電(トースターかっこいい)や家具、建築、街並みなどの作画を観ているだけで楽しい。
キャラの表情がみなアイシャドウと口紅を塗ったようなデザ>>続きを読む
体感型映画なのでストーリー展開による面白さはない。
「音」が重要なため劇場鑑賞が向いている(収容所の稼働音と悲鳴のような劇伴が耳に残る)。
受賞歴の華やかさとは異なり、静かで地味で尖った作品なので、開>>続きを読む
風呂敷を広げドキドキさせられた前章と比べると、後章は終幕に向けせっせと畳んでいる感が強いことは否めないものの、作画や演出のクオリティは高く満足。
ただちょっと説明過多で展開が鈍重に感じた。
原作(全1>>続きを読む
スペイン製POVパニックホラー。
77分と短尺だし次から次へとトラブルが連発するのでまさにあっという間。
ちゃんと怖いところもえらい。
主役のレポーターがどこかしらむかつく感じなのも過度の同情を防止し>>続きを読む
吉田作品恒例の「悪意の可視化」にひりつく。
底意地の悪い演出(虎舞竜、カーラジオなど)も最高。
6年前から監督に出演を直談判していたというだけあって、石原さとみの熱演がすごい。ゾンビのような表情や、獣>>続きを読む
会話も劇伴も抑えめで、たっぷりと料理と食事のシーンが贅沢に描かれているのがいい。「料理」は「対話」。
時代的にあのキッチンがすごい(ぱっと見IHかと思った)。
神舌の少女かわいい。
くだらないだろうなと予想して、たしかにくだらないと思いながら観る贅沢(褒めてます)。
カップルの会話がめちゃくちゃリアルでうまい。
あらすじにある牛の乳を盗んでドーナツを作るくだりが始まるのが、ちょうど中盤に差しかかってから。
ぼくは最初あらすじすらチェックせずに観始めたので、中盤まで結構混乱した。
西部開拓時代の泥濘まみれの混沌>>続きを読む
1が大好きだっただけにどうしても見劣りしてしまう。
映像は美麗であるがいかんせんゲーム画面的すぎて気分が乗れなかった。
制作中にトラブルが連発していたことは知っているが、ストーリーもキャラも牽引力がな>>続きを読む
鈴木亮平がすばらしい。アニメ版の神谷明を彷彿とさせる声音も出したり、冴羽獠の「もっこり」と「ハードボイルド」という両極端な性質を不自然なく同居させていた。
エピソード0的なストーリーも原作未読者にはよ>>続きを読む
久しぶりに観直してみて、その時代を超えた独自の演出、表現、味わいに酔う。
作画のクオリティも最新アニメに全然見劣りしないし、なんといっても平沢進の音楽が最高。
どことなく「バイオレンスの抜けた園●温テイスト」。
ムカつく人間の描写(演技)が巧みで、ここ数年で最大のイライラを味わえた(MEGUMIや助監督、池松の上司など)。
アベノマスクを後世に残す貴重な作品>>続きを読む
鬱青年の青春ダークSF。
美少女との交際、タイムリープ、世界の終わり…とラノベ的要素満載だが、画面も内容も陰鬱であり、その陰鬱さがギレンホールの険しい目つきと相性ばっちり。
細部のわかりにくさはあるも>>続きを読む
『第9地区』や『チャッピー』のニール・ブロンカンプということで期待して観たが、一昔前の量産型映画のようなヘタクソ演出で萎えた…。
実話ベースというフックがなければとても観てられない。
一番イラッときた>>続きを読む
90分弱の短尺だし、期待せずに気楽に観ればそこそこ楽しめる。
ホラーだがギャグ要素も多いし、なんだこれ?なトンデモバトルもありカオス。
他人には少しオススメしにくくはある。
IMAX(プレミアムシート)にて鑑賞。
登場人物が多く、時間軸も交差するので予習が必要…みたいな声を聞いていたが、特に混乱することもわかりにくくもなかった。
3時間の長丁場だが、カットや展開が早く劇伴>>続きを読む
青ブタ劇場版2作目。当然、本作だけでは成立せず、テレビシリーズと劇場版1作目が必修となる。
花楓の高校進学がメインのストーリーではっきり言って地味であるが、しみじみといい話でグッときた。
タイ版モキュメンタリーエクソシスト。
お金のかかった白石晃士作品みたいな印象。
カメラワークも『呪詛』で感じたような違和感はなく成立していた(と思う)。
エキゾチックな風景も豊富だしテンポも良くちゃん>>続きを読む
原作は冒頭少ししか読んでなかったけど、作画・世界観ともに美麗で丁寧だった。
りらちゃんは『竜とそばかすの姫』のヒロちゃん役が神がかっていたので期待していたが、本作ではまあ普通だった(あのちゃんはあのち>>続きを読む
アカデミー賞脚色賞受賞で気になって観たが、これビデオスルーだったのか。アマプラの字幕の「〝(閉じダブルコーテーション)」が「?(半角クエスチョン)」に文字化けしてるの地味に気になるので直して欲しい。>>続きを読む