ピートロさんの映画レビュー・感想・評価

ピートロ

ピートロ

Web制作業にたずさわるアラフォーヒゲメガネジロリアン。映画と読書と散歩が好きな、意識低い系人間スパムです。
https://p-toro.net/profile/

映画(556)
ドラマ(0)

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.6

よくもわるくもふつう。
画面が暗すぎるのだけは鳥目のぼくとしてはちょっといただけない。
シリーズに詳しくないのであれなのだが、本流とのつながりというか合流点というかラストが弱い気がした。
ハンよりもキ
>>続きを読む

海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.9

原作は佐藤泰志の短編集。函館三部作のひとつ。
造船所からリストラされる男、立ち退かない頑固な老婆、DVをふるうガス会社の若社長、妻の夜の仕事に悶々とするプラネタリウムの職員、路面電車の運転手と不仲な息
>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

4.1

原作未読。予告篇のノリや印象から苦手なタイプの作品かなと勝手に思い込み、観るのが遅れた自分を殴りたい…。
CGも音楽も控えめだったのが意外だったが大正解。脚本がいいので話の筋だけでも勝負できる傑作だっ
>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.2

原作は読んでたので話が魅力的なのはわかってたんだけど、なぜか見逃してた。
いまさらなんだけど、京アニだったのか。そりゃいいわけだ…。
細かいところだけど、ギャル(?)の植野直花の後ろ姿を長く写すシーン
>>続きを読む

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.7

本作未見のまま『キル・ビル』や『愛のむきだし』を観ていたので、やっとこれらの作品のオマージュの意味がわかった。
鈴木清順のような赤と緑の光の演出や、刑務官がサングラスして猟銃を連射するなど、いろいろぶ
>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.3

まだ函館三部作の『海炭市叙景』が未見なのだが、観たことのある佐藤泰志原作のなかでは『そこのみにて光り輝く』や『きみの鳥はうたえる』よりも好きだ。
演出もベタでコテコテなんだけど、物語展開に牽引力がある
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

アンニュイでモラトリアムな雰囲気にただむせぶ。
主演の3人が作り出すこの「雰囲気」を味わうための作品だと思った。
明快な筋のない話なので106分が長く感じてしまった。
だけど、だらだらと長いコンビニや
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

タイの天才高校生が米国の大学統一入試「STIC」で国境を越えた大規模なカンニング大作戦を実行する青春サスペンス。
主人公リン役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジン(絶対に覚えられない自信ある)は
>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.8

さわやかな台湾の青春恋愛映画。
まったくあらすじを読まずに観たので「あ、こういう話なの?」とちょっとだけ驚いた。
主人公の女友だちがノートに好きな男子の名前を書き続けるシーンで「木村拓哉」と書いていて
>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

期限内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまう近未来。
皮肉に満ちた設定と、不自然で不条理な出来事の連続と、多少のエログロ。個人的には非常に大好物な具材ばかり。
なのに眠くなるのはなんでだろう
>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.6

ちょっと期待しすぎてしまったのか、いまいち刺さらなかった。
雰囲気的には「バーフバリ」+「スター・ウォーズ」+「007」。
いろんな作品のいいとこどりを欲張りすぎて、ごちゃごちゃしてしまった感あり。
>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.2

『新感染』のあの好漢マッチョ、マ・ドンソクが豪腕刑事として大活躍。
警察と中国マフィアと韓国ヤクザの壮絶な三つ巴が、地域住民をも巻き込み、息をつく暇もないほどの壮絶さで繰り広げられる。
ドンソクアニキ
>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

世間的には1より好評らしいのだが、個人的には同じくらい。1よりはテンポがいいが、それはまあキャラクターや物語設定の説明が不要というアドバンテージがあるからかと。
毎回、敵役に大物俳優を採用し、知り合っ
>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

4.2

5時間17分の『ハッピーアワー』よりは短いとはいえ4時間15分もあり、途中で1度休憩が入るものの、尻(の痛み)との戦いであった。
前半は劇団員たちによる演劇の制作・練習風景を描き、後半はまるまるその舞
>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

思っていたよりもずっとポップで悪ノリ感あふれたコメディで楽しめた。
しゃべるクマに対して誰も驚かないところがいい。クマは移民のメタファーなので「やっかいがる」「無視」が正しいからだ。
全篇に映画のパロ
>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.8

テイラー・シェリダンの「フロンティア三部作」の第二弾(『ボーダーライン』『ウインド・リバー』)。
テキサスを舞台に銀行強盗を繰り返す兄弟と、彼らを追う定年間近の老レンジャー。
キャラクター設定、物語展
>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.4

外の世界を知らない主人公が、初めてそれにふれるというシチュエーション自体は真新しいものではないが、本作のすぐれた点は、普通ならメインにすえるであろう「困惑や感動」といった要素を一切排除したところだろう>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

原作未読、90年版未見のシロウトなので、ホラーなのかと思って蓋を開けてみたら『スタンド・バイ・ミー』であり、『ストレンジャー・シングス』なダーク・ジュブナイル・ファンタジーだった。
ペニーワイズの造形
>>続きを読む

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

3.4

兵役間近のカメアシのミシェルと、彼にナンパされたリリアーヌとジュリエットの三角関係。
彼らのみずみずしさがメインなので、ストーリーはたいしたことはない。
コルシカ島の海と光はモノクロなのに、カラー以上
>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.8

3部作の真ん中として申し分ないのではなかろうか。
前作からの絶望を引き継ぎながら、新たなる希望(メカゴジラ※賛否はあるだろうがぼくはあの形態嫌いじゃない)の出現、そして人型種族間の価値観の相違による衝
>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.8

地球を捨てゴジラから逃げ出した人類が、宇宙航行22年後に地球へ帰還。地球では約2万年が経過していたがゴジラは健在、4000人しかいない人類が600人を投入した決死の作戦を実行する…。
この「数字」だけ
>>続きを読む

詩季織々(2018年製作の映画)

3.2

『君の名は。』『秒速5センチメートル』のコミックス・ウェーブ・フィルムが贈る最新作!という惹句に新海誠の最新作だとかんちがいして観てしまったが、本作は新海監督とは無関係な、日中3人の監督による3篇のオ>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

4.0

チチ(チェン・シャンチー)、モーリー(ニー・シューチン)、ミン(ワン・ウェイミン)、アキン(ワン・ポーセン)、フォン(リチー・リー)、ラリー(ダニー・ドン)、バーディ(ワン・イエミン)、リーレン(チェ>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

主演2人がアベンジャーズ。
ミステリやサスペンスでは省略されがちな「遺族の悲しみ」「命の尊厳」がしっかりと描かれており、ずっしりと貫禄がある。
舞台も雪景色一辺倒だし、登場人物も多くなく、地味な印象で
>>続きを読む

白い酋長(1951年製作の映画)

3.9

ローマで挙式寸前に花嫁に逃げられた新郎。
この花嫁がかわいそうなくらいに頭が弱く笑えない…。
新郎も体面や体裁ばかりを気にするカス野郎であるが、胃が痛くなるようなその苦境自体には同情を禁じえず笑えない
>>続きを読む

蛇鶴八拳(1977年製作の映画)

3.4

秘伝書「蛇鶴八歩」の争奪戦。
修行してリベンジ型ではなく、ジャッキーが最初から強いパターン。
全体的にバトルの比重が高いため、面白いと思うか飽きるか好みが分かれそう。
3人の槍使いとの闘いがすごく、鋭
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

4.6

モノクロバージョン。コントラストが強すぎて目が痛い(白くてまぶしい)のと、白字の日本語字幕が見づらいこともあり、カラー版のほうが好き。
とはいえ作品自体は本当に文句のつけようがないほど完璧なので、何度
>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.9

シャブの売人、ケンとカズ。
タイトルもストーリーも登場人物も台詞も、これ以上ないほどミニマルでシンプル。
2人の雄弁な「目」がとてもよかった。

早春(1970年製作の映画)

4.0

高校を中退し公衆浴場に就職した15の童貞が、ビッチ先輩に恋して暴走する話。
個人的に大好きな題材で面白かったのだが、なぜだろう、いつもはこういう恥ずかしいシーンでは「共感性羞恥」が発動してうわーっとな
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

失敗とか苦労とかネガティブな時間を徹底的にカットし、矢継ぎ早の展開で一気に約100分を駆け抜ける潔さ。
ミュージカルシーンの演出はところどころディズニーっぽく感じた。
これは万人受けするよなあと思った
>>続きを読む

リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

3.7

点数が低いのでなんとなく躊躇していたが、ちゃんとカーテンも揺れていたし、無意味に怖いホラー要素もあって、全然悪くなかった。
あのCGもリアル。
後半のテンポが少し悪かった。

恐怖の逢びき(1955年製作の映画)

4.0

不倫カップルがひき逃げ殺人を犯すサスペンス。
展開もフラグもいい意味で教科書的な安心感。
フラメンコのリズムにのせて、各人のアップを早めのカットでつなぐシーンはヒッチコックのようだった。
それにしても
>>続きを読む

愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.0

ユジク阿佐ヶ谷の「台湾巨匠傑作選2018」にてパッケージ化されていない本作と『青春神話』を観る。
ハイヒールモモコみたいな仕事バリバリウーマン(ヤン・クイメイ)と、チャラいイケメン(チェン・チャオロン
>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

4.2

ユジク阿佐ヶ谷の「台湾巨匠傑作選2018」にてパッケージ化されていない本作と『愛情萬歳』を観る。
無軌道で奔放な若者たちに、内向的な童貞少年が間違った方法で果敢に接触をはかるのだが。
台詞が少なく心境
>>続きを読む

悦楽(1965年製作の映画)

3.8

不正に得た3000万円で女を買いまくり1年間で使い果たして自殺しようとする生真面目童貞のお話。
原作は山田風太郎の『棺の中の悦楽』。この「棺の中」というスコープが大事なのに、わざわざタイトルを変更した
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

147分と長尺のため、中盤はちょっとだけだれたけど、あとはおおむねハイテンション。
OPクレジットに入るタイミングは非常に気持ちよく一気に脳汁でた。
後半の盛り上がりは尋常じゃなくたたみかけがすごい。
>>続きを読む

>|