ピートロさんの映画レビュー・感想・評価

ピートロ

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アテナ(2022年製作の映画)

3.9

冒頭のタイトルバックまでの長回しがめちゃくちゃカッコいい。
その後も要所要所で長回しはあるものの、振り返ってみればやはり冒頭がピークだった感は否めない。
ちょっと劇伴が大袈裟すぎたかも。
密集して盾で
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J005311(2022年製作の映画)

3.4

第44回PFF、満場一致のグランプリ。
U-NEXTで鑑賞したが音が小さすぎてテレビの音量を普段の倍にしても聞き取れず。
とはいえ台詞は少なく、長回しを多用した独特の空気感は面白かった。
主演俳優の消
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夢の丘(2019年製作の映画)

2.8

窓から見える丘の風景が印象的。
雰囲気はあるがなぜかイメージは膨らまなかった。
劇団的演技。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.1

もちろん意図あるドキュメンタリーなのですべてを鵜呑みにはしないが、それでも衝撃的な事実自体は揺るがない。
日本のドキュメンタリーはなるべく素材に手を加えないことが良しとされている印象を持っているが、時
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.4

使い古されたこのフォーマットをあえて使うからにはプラスアルファが必要だと思うが、残念ながらそれがなく「悪い意味でオーソドックス」だった。
またところどころに古臭い価値観が顔をのぞかすのも気になった(子
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.2

『BLUE』『空白』と続いての本作という流れがさすが。
テイストは『犬猿』や『ヒメアノ〜ル』の頃に戻りつつも、クオリティは明らかに高く面白いから、今後の作品がもっとも気になる監督。
主演のふたりの演技
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.8

単独で主役をはれる有名な脳筋たちがこぞって大暴れする元祖アベンジャーズ。
爆破の規模と回数がすごい。
何も残らないところも潔くて嫌いじゃない。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

現実と幻想が地続きな演出は、沖田作品に慣れていないとちょっと面食らうかもしれない。
明るく楽しげな雰囲気の裏に感じる不穏と狂気がたまらない。
のんとさかなクンというポップなフックのどさくさに紛れていろ
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.8

国岡版『柳生忍法帖』。
タイトルバックがカッコいい。
監督の最近作特有の「ちゃんとした面白さ」。
今はチープさがいい方向に働き愛嬌になってるけど、今後、お金が入ってきたときにどうなるのかが気になる。
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.0

モノクロで陰影深く描かれたあいりん地区の町並みや空気がよかった。
主演の芹明香のアンニュイな雰囲気や表情もすばらしい。
印象に残るシーンが多く、障害のある弟との濡れ場での窓から差し込む光の遷移だとか、
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

作品全体のデザインや演出、劇伴、小道具、スタッフロールなど非常に「洒落てる」。
展開が鈍重な前・中盤もなぜか集中力が途切れないのがすごい。
ピール作品といえば毎回、黒人への人種差別がテーマであるが、本
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.3

新宿ピカデリーの初日舞台挨拶(上映前。白石晃士・堀田真由・飯島寛騎・筧美和子)にて鑑賞。
WOWOWドラマ(全6話)を再編集したノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャー(というらしい)
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劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟(2012年製作の映画)

3.4

キャッチコピーである「科学と魔術が奪い合う一人の歌姫。上条当麻と出会うとき、奇蹟が始まる――!!」のとおり、ストーリーはシンプルでラスボスもわかりやすいし、作画も美麗で思ったより悪くなかった(スコアが>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

4.3

善意とマスコミとSNSと炎上。
主人公は根はいいやつなのだがいかんせん馬鹿すぎてイライラする。
この「呆れるけど憎めない」度合いが絶妙だった。
思わずそれぞれの登場人物たちの立場だったら…と思いを馳せ
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虚空門 GATE(2019年製作の映画)

3.6

森達也の『FAKE』が好きな人ならハマるはず。
俳優でUFOコンタクティーでもある庄司哲郎を追ったドキュメンタリー。
監督がついに「証拠映像」(詳しくは書かないが)を突きつけるシーンでは「うわー、もう
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

ド派手なアクションとド派手なアクション。
煙筒やライトを手にしたままの格闘とか、飛行機内とか、プラハの市街戦とか、いやもうすべてがド派手なアクションだった。
そしてなにより美男美女ぞろいのキャストがい
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.6

何度ルールを説明されても意味不明な「クレイジー・ボール」や、倫理観の欠如したミミの暴れっぷり、絶対にルークの名を覚えないゴアマン、不条理極まりないエンドロールの食事シーンなど、ユーモアのセンスが日本に>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.4

ハズレのない今泉監督作品だけにハードルを上げ過ぎてしまったのかもしれないが、最近の過去作と比べてもちょっとチープな空気感だった。
猫に詳しいわけではないが、それにしても令和の作品としては猫リテラシーが
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

今泉監督らしさと城定監督っぽさがブレンドされた設定や展開ではあるんだけど、なぜかいまいち乗り切れず。
濡れ場もあるし内容はドロドロしているので、もう少しコメディ要素(ドタバタ感)が強いほうが好みだった
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

あー、コミュニケーションってめんどくさい(大切)!
「子どもが苦手な中年男性」と「子ども」という組み合わせは今までにも多々あったが、本作は「子どもと真摯に向き合う大人」が「子ども」とのやりとりを通じて
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

聴覚障害者の家族の話ということだけは知っていたので、王道の感動ものなのかなと思っていたのだがはたして違った。
主人公の少女が両親に向けて放つ「耳が聞こえないことが問題じゃない」という台詞のとおり、この
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劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(2016年製作の映画)

3.6

26話を見終えたので劇場版を見てみたが、知らないキャラが知ってる態で登場したので、未見の「追憶編」か「〜優等生」に出てくるのかしらん?(追記:リーナは原作での人気キャラだったっぽい)。
今さら言うまで
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健太郎さん(2019年製作の映画)

3.3

アマプラのレコメンドに表示されタイトルが気になり時間も短いから観ちゃえ…という流れで鑑賞。
『聖なる鹿殺し』のバリー・コーガンを彷彿とさせる健太郎さんのパスタの食べ方、いいね!

田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.4

できれば4K版が観たかったけど、画質は全然問題なかった。
病弱な若き司祭の陰鬱なモノローグが睡魔を呼び、それほど長い尺ではないはずなのにとても長く感じた。

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.5

原作未読なので元のストーリーは知らないが、本作は主人公が「どのような完全犯罪を実行しようとしているのか」というミステリ仕立てになっている。
その方法はかなりの強引さはあるもののなるほどなという仕掛けだ
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夏時間(2019年製作の映画)

4.1

劇伴なく淡々と描かれるとある家族の夏時間。
出来事自体は違ってもまるで自分の記憶から掘り起こされたんじゃないかと感じてしまうような普遍性とノスタルジーを持った会話やエピソードが巧い。
主要キャストらの
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.9

色彩や構図などどことなくウェス・アンダーソンみがあった。
着せ替え人形のようなアニャの眼福だけで元は取れる。
奇を衒わないベタな少女漫画のような王道展開がここちよかった。

呪詛(2022年製作の映画)

3.4

白石晃士の『フェイクドキュメンタリーの教科書』の第4章「なぜカメラはそこにあるのか」を思い出し、本作の曖昧で適当なカメラ視点に違和感をおぼえずにはいられなかった。
そこをちゃんと設定しないことには臨場
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

ものすごいハードルを下げて、斜に構えて、無理やり「いいところ」を見つけてそこを拡大して「ぼくはまあ面白かったですけどね(フフン」とドヤ顔をキメようと思って観たのに、それでもだめだった…。
ギャグはたし
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

黙々とテーマパークとモンスターを掃除し続けるニコラス・ケイジの無双を眺めるだけのおバカホラーアクション。
残業で疲弊しパズドラしかできないサラリーマンでも頭空っぽで楽しめる作品。
ちょっと下手なエドガ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

いつもは暗い色調の映画は観づらくて苦手なのだが、本作は不思議とそれほど苦じゃなかった。
ストーリーはムード満点のサスペンス風なんだけど、約3時間はさすがに長すぎたかな…。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

言語化できないタイトルどおりの「ちょっと思い出しただけ」のエモさを描いた、時間軸遡行系恋愛ドラマ。
好きなシーンはたくさんあったが(予告プロポーズ、タクシー降車時の引き止めなど)、いまいち気持ちが乗り
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.2

グッチ家のスキャンダラス三国志(もしくはゴッドファーザー)。
重厚さと軽薄さが入り混じった不思議な雰囲気で159分間まったく飽きさせない。
キャストらの演技がみなすばらしかったが、やはりガガ様がよかっ
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.9

矢継ぎ早に繰り出される会話の魅力もさることながら、本作はストーリー展開自体もおもしろく、序盤の迷走から後半は現代のおとぎ話といった趣になり結構めまぐるしい。
登場人物らのやりとりにイラっとする人もいる
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マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

4.0

ウディ・アレンとダイアン・キートンの夫婦漫才がすごい。
会話も洒落てて「私はあなたに『去年マリエンバートで』の説明を半年間もしたのよ」とか好き。
キートンはファッションも可愛かったが、表情や仕草がめち
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

おバカ映画ではあるが、ノリやカットやデザインはスタイリッシュ。
主人公は気持ちのいいくらいのクズなんだけど、なぜか憎めないキャラ造形が秀逸。
アクションシーンも無駄にハイクオリティ。
単純に好み。

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