ピートロさんの映画レビュー・感想・評価

ピートロ

ピートロ

Web制作業にたずさわるアラフォーヒゲメガネジロリアン。映画と読書と散歩が好きな、意識低い系人間スパムです。
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映画(581)
ドラマ(0)

来る(2018年製作の映画)

4.2

「来ない」という人の気持ちもすごいわかる。展開は鈍重だし、演出はわざとらしいし、全然怖くないし、ラストもいまいち規模感を活かせてない。
ただ個人的にはだいぶ「来た」。ぐさぐさ刺さった。
電車で宝具(?
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

3.9

TSUTAYAの発掘良品で見つけ、面白そうなあらすじと洒落たパッケージにひかれ借りてみたのだが当たりだった。
ウールジー監督のモデルはヒッチコックかなと思っていたが、ウィリアム・キャッスルらしい(恥ず
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.9

観たあとで本作が『響け!ユーフォニアム』のスピンオフだったことを知った。タイトルにもそれが含まれていないことからもわかるように、本作は完全に独立した作品なので、ぼくもそうだったが『響け〜』未見者でもま>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

4.1

刀が擦れぶつかるようなキュラキュラキィンキィンとした音が終始鼓膜を刺激し、神経を逆なでる。
これほどまでに農民も侍もみな泥垢まみれで真っ黒な映画があっただろうか。
酔うほどに揺れるカメラ、何がどうなっ
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青い春(2001年製作の映画)

3.5

原作既読だったらもうちょっと良さがわかったのかしらん?
漫画なら許容されるリアリティラインも実写では少々浮いてしまうのかも。
高校が舞台のAKIRAだった。

震える舌(1980年製作の映画)

3.8

冒頭からすぐに子供が発病し、そこからずっと過酷な闘病生活。
脇道もなく舞台も病院から動かずストーリーはただただストイックに進行。
病状は悪化し、両親は疲弊し、絶望し、狂乱していく。
この病気は舌を噛ん
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

甘酸っぱい青春であり、忘れたい黒歴史であり、そんなもろもろのかがやきを新鮮にパッケージしたのはすごい。
超個人的なのに普遍的。苦手だけど共感する。そんなアンビバレンツが、ザッピングのようなめまぐるしい
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

今まで観たCGアニメのなかで一番アクションシーンが気持ちよかった。
スクリーンスレイヴァーとの狭い部屋でのバトルは激しく明滅する背景の映像と相まって非常にかっこいい。
異能力バトルのアイデアもうまくて
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

急に演者が観客に語りかける系は好きだ。
バカが馬鹿を呼びばかをする負の連鎖。
毒親から愛情を受けられず、唯一の矜持であるスケートも奪われ、血ヘドを吐きながらも、これが真実(リアル)だとほほえむ彼女にグ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

原作、TVアニメはチェック済み。
エピソードの取捨選択がとてもうまい。
しっとりと抑えめなテンションの物語なのだが、意外にも序盤からテンポよくとんとん進む。
個人的にはもう少し間や余韻が欲しかったなあ
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

強さにしか興味のない悟空。
マジュニアに師事する御飯。
そんな彼らを見下ろすフリーザ様。
これはもう完全にドラゴンボール。
真剣佑と清原果耶の告白のやりとりが好き。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

顔面に障害を持つオギーと彼を取り巻く人々[ヴィア(姉)、ミランダ(姉の友だち)、ジャック(オギーのクラスメイト)]の4視点から、正のスパイラル、良い相互作用が、変な煽りのない適度なテンションで描かれ、>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.9

2だけど1より先に制作されている(諸事情は割愛)。
ホラーにジャンル分けされているが、サスペンス、いや、これは完全に本格ミステリであった。
なくなった絵の秘密や、幽霊屋敷の写真など、映画ならではの映像
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

音楽映画にハズレなし…なんて言葉があるのかないのかは知らないが、音楽自体に力があるので、感覚的に感動してしまうし満足してしまうのでずるい。
鑑賞後、ライブ・エイドの映像を観てみたが、かなりの再現度だっ
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PASSION(2008年製作の映画)

4.1

劇場内に何度も笑い声が響いたシニカルなラブコメディ。
せまい仲間内での惚れたはれたの面倒くさい男女のやりとりが個人的に大好物なのでそれだけでもう満足。
暴力についての臨時学級会や、ホンネ問答ゲームなど
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THE DEPTHS(2010年製作の映画)

3.9

男を狂わす魔性の男娼を演じた石田法嗣、髪型のせいもあるけれど、前半と後半の顔つきの変化がすごい。
俳優陣がみなよくって、カメラマン役のキム・ミンジュン、ヤクザの木村役の米村亮太朗などとてもカッコよかっ
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.8

結婚式直前に発覚したトラブルを巡るブラックコメディ。
深刻で、身勝手で、滑稽で、怖いからこそ漏れる笑い(劇場のそこここから笑い声は起きていた)。
美大の女子大生役の菅野莉央がキュートだった。
ラストの
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.9

不穏な雰囲気ながら不快ではない。
コンテンポラリーダンスの妙な緊張感がいい。
ぽっちゃりおなかが愛らしい染谷は安定の存在感。そして瀬戸夏実の自然なエロ可愛さ。
盛大に続編を告知して終わるが、制作予定は
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.9

ドイツ人記者ピーターを、危険を冒し戒厳令下の光州(光州事件)に運んだ個人タクシー運転手が主人公。
その主人公を演じたソン・ガンホが安定のすばらしさ。
ストーリー自体は奇をてらうこともなく、予想通りのし
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.7

幼なじみカップルのすれ違いを描く。
2倍速で観ても何の問題もないんじゃないかというくらいのたっぷりとした間と、牽引力のない物語展開に多少睡魔に襲われたものの、たまにはこういう時間の流れを感じるのも悪く
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

舞台やナレーション、テロップなどによる『仁義なき戦い』オマージュは楽しいが(竹野内豊はまんま大友勝利だしw )、そうやって『仁義〜』を意識させるのは、どうしても比べてしまうので損だと思った。
また、「
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

ほぼPC画面のなかだけで展開されるという着想がおもしろい。
WindowsやMacOS、各種ブラウザ・Webサービスの画面の洪水に、普段、Web関係の仕事をしているせいもあり、おなかいっぱいになってし
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.7

IMAXの前方で観たため没入感がすごかった。
OPテーマが流れただけでゾクゾクしたし、骨投擲からのジャンプショットでは「キタコレ!」とテンション爆上がり。
頻尿なのに直前にコーヒーをがぶ飲みしてしまっ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.8

映画秘宝のランキングなどで目にしていたが、観る方法がなくずっと気になっていたところ、4Kデジタル版が劇場でかかると聞いてさっそく鑑賞。
カルトムービーというイメージだったが、全然とがったところや難解さ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.2

上映後に高坂希太郎監督、齋藤雅弘P、豊田智紀Pのトークショー。
まずは昨日のめでたいニュース、第20回プチョン国際アニメーション映画祭長編部門のW受賞(優秀賞、観客賞)の話題から。
夜の回ということも
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.6

よくもわるくもふつう。
画面が暗すぎるのだけは鳥目のぼくとしてはちょっといただけない。
シリーズに詳しくないのであれなのだが、本流とのつながりというか合流点というかラストが弱い気がした。
ハンよりもキ
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

4.0

原作は佐藤泰志の短編集。函館三部作のひとつ。
造船所からリストラされる男、立ち退かない頑固な老婆、DVをふるうガス会社の若社長、妻の夜の仕事に悶々とするプラネタリウムの職員、路面電車の運転手と不仲な息
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.1

原作未読。予告篇のノリや印象から苦手なタイプの作品かなと勝手に思い込み、観るのが遅れた自分を殴りたい…。
CGも音楽も控えめだったのが意外だったが大正解。脚本がいいので話の筋だけでも勝負できる傑作だっ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.2

原作は読んでたので話が魅力的なのはわかってたんだけど、なぜか見逃してた。
いまさらなんだけど、京アニだったのか。そりゃいいわけだ…。
細かいところだけど、ギャル(?)の植野直花の後ろ姿を長く写すシーン
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.7

本作未見のまま『キル・ビル』や『愛のむきだし』を観ていたので、やっとこれらの作品のオマージュの意味がわかった。
鈴木清順のような赤と緑の光の演出や、刑務官がサングラスして猟銃を連射するなど、いろいろぶ
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.3

まだ函館三部作の『海炭市叙景』が未見なのだが、観たことのある佐藤泰志原作のなかでは『そこのみにて光り輝く』や『きみの鳥はうたえる』よりも好きだ。
演出もベタでコテコテなんだけど、物語展開に牽引力がある
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

アンニュイでモラトリアムな雰囲気にただむせぶ。
主演の3人が作り出すこの「雰囲気」を味わうための作品だと思った。
明快な筋のない話なので106分が長く感じてしまった。
だけど、だらだらと長いコンビニや
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

タイの天才高校生が米国の大学統一入試「STIC」で国境を越えた大規模なカンニング大作戦を実行する青春サスペンス。
主人公リン役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジン(絶対に覚えられない自信ある)は
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.8

さわやかな台湾の青春恋愛映画。
まったくあらすじを読まずに観たので「あ、こういう話なの?」とちょっとだけ驚いた。
主人公の女友だちがノートに好きな男子の名前を書き続けるシーンで「木村拓哉」と書いていて
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

期限内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまう近未来。
皮肉に満ちた設定と、不自然で不条理な出来事の連続と、多少のエログロ。個人的には非常に大好物な具材ばかり。
なのに眠くなるのはなんでだろう
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.6

ちょっと期待しすぎてしまったのか、いまいち刺さらなかった。
雰囲気的には「バーフバリ」+「スター・ウォーズ」+「007」。
いろんな作品のいいとこどりを欲張りすぎて、ごちゃごちゃしてしまった感あり。
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