ピートロさんの映画レビュー・感想・評価

ピートロ

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カンニング・モンキー/天中拳(1978年製作の映画)

3.3

黒バックで長尺のOPが凝ってた(座頭市のパロディ等)。
コメディ色が強く、カンフー初心者だったジャッキーがすぐに強くなってしまうため心が追いつかない。
複数の敵グループとラストで大乱闘。邦題のとおり、
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ストリートファイター(1994年製作の映画)

3.4

最近ずっと「スト6」にハマってるし、現在、YouTubeのソニー・ピクチャーズ公式チャンネルで無料公開中だったので観てみた。
残念な作品というイメージだったのだが、はたしてテンポもよく、大胆に原作を改
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トラップ(2024年製作の映画)

3.9

シャマラン作品には期待以上でも以下でもない「ちょうど良さ」がある。
作品とは直接関係はないが、アメリカのライブって演奏中も廊下やトイレ、売店が人で溢れてるもんなの?あとみんな当たり前のようにスマホで撮
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極道戦国志 不動(1996年製作の映画)

3.9

エログロナンセンス極道映画。無駄撃ちしすぎな銃撃戦、「くノ一忍法帖」ばりの仰天技や、小学生の殺し屋、高校生の若頭など、やりたい放題。
バッティングセンターのOPも地味にカッコいい。
「通称シャブ寺」の
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.1

アメリカの内戦をジャーナリスト視点で描いた没入型戦争ムービー。
物語の背景を省略することで、より「疑似体験感」の増幅に成功していた。
深刻で残酷なシーンに突如流れる洒脱な音楽も、皮肉という意味だけでは
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忍者狩り(1964年製作の映画)

3.8

「忍者軍団」対「浪人軍団」という山田風太郎チックなストーリーにひかれて観たが、構図やカットもカッコよくあまり古臭さを感じなかった。
それにしても劇中で「お墨付き」「闇の蔵人」という単語を連呼し過ぎてい
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.0

今までなかったタイムループのアイデアがすばらしいのはもちろんのこと、説明を極力排した抑えめの演出が洒落てた。
作品全体のトーンやカットもきれいで、もっと高得点でもよいのではと思った。

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.1

それぞれ独立した3つの短編(別の話)が共通キャストで作られているので混乱した。
個々の話自体は奇妙ではあるが面白く飽きさせない。
共通するテーマとしては「支配するものされるもの」。
ランティモス監督の
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.9

上映後、舞台挨拶付きの回で鑑賞(司会・かいばしら。伊澤彩織、水石亜飛夢、阪元裕吾監督)。
現在放映中のテレビドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』の感想コメントで「伊澤さんのボソボソ喋りが何言っ
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.9

老眼なので色彩的に暗い映画が見えづらいのだが、本作はずっと薄暗いトーンなのにストレスを感じなかった。
ストーリーに関しては転売ヤーやネットの掲示板つながりの集団などキャッチーさが盛り込まれているが、い
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年製作の映画)

3.8

大好きな『哭声 コクソン』のナ・ホンジン監督が生涯の4本として
・バック・トゥ・ザ・フューチャー
・超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
・ロボコップ
・トゥルー・ロマンス
を挙げたという記事を読
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

口コミの盛り上がりと神田伯山のラジオのコメントに背中を押され劇場へ。
公式サイトに書いてあったが、初号完成時の監督の銀行預貯金は7000円だったそう。廃れゆく時代劇への愛情がひしひしと伝わってきて、た
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.9

1作目から丁寧に9作品すべてを振り返る構成に、忘れかけていた記憶を刺激されにやにやがとまらない。
時間が許すなら全作品を見返したくなることまちがいなし。
タランティーノ自身のインタビューはなく、キャス
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.1

昔ながらのベーシックなホラー映画のテンプレに、「音をたてちゃダメ」とかガンアクションとか、もう全部ぶち込んでみましたというサービス精神旺盛なエンタメ作品。
序盤の『ブレードランナー』チックな世界観も雰
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.5

2からの展開や設定をぶった斬るストーリーにフィンチャーのやばみを感じた。
シリーズのなかで評価は低いらしいが、確かに地味で単調だった。
エイリアンも猫みたいにちょこまかしてて存在感に乏しい。
時代は逆
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金田一少年の事件簿 上海魚人伝説(1997年製作の映画)

3.0

上海を舞台にして制作されたTVドラマの完結編。
当然だがキャストらがみな若くフレッシュなのも令和視点では見どころ。
堂本剛が本当カッコいい。
ともさかりえの太ももは細すぎて不安になる。
水川あさみは別
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蟹眼(2022年製作の映画)

2.5

蟹を食べる男と女。シャフトのようなつげ義春のような世界観。ロトスコープらしい。

Bico(2004年製作の映画)

3.7

5分のドキュメンタリーにしては雰囲気があっていいと思う。

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.8

デジタル修復されているので、びっくりするくらい美麗な映像。
上質なスラップスティック。
床屋の客の一連のくだりは笑える。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.8

タイトルやテーマから、よくある団塊ターゲットの作品かとばかり思っていたが、え?若い女性がターゲットだったの?
内容は「異世界転生」+「クリスマス・キャロル」。構造自体が持つ説教臭さが若者に受け入れられ
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日本侠客伝(1964年製作の映画)

3.8

高倉健の代表作、日本侠客伝シリーズ第一弾。
舞台は明治後期から大正初期なので、着物女性とスーツ男性がいたり、警察の制服や人力車、磁石式電話機など時代の空気感だけでも楽しい。
やくざの存在意義を否定する
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サユリ(2024年製作の映画)

4.0

陰惨で救いのないホラーなのに、観たあとになぜか元気がもらえる怪作。
破天荒な原作漫画と白石監督との相性が良すぎる。
「元気ハツラツ〜(以下割愛)」の台詞や、サユリの造形とお馴染みの「ミミズ」など、白石
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

登場人物や動物たちの作画もかわいく、アニメーションも楽しいので、心あたたまるお話かと思って観ていたら、はたしてシビアでホラーな物語であった。
主人公が成長していくお仕事シーンでも、「ん?」とひっかかる
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

冒頭からご都合主義と細部の粗さのせいで入り込めなかったが、終盤、状況が明らかになって「ああ、これは『初恋』の真空パックだったのか」と納得。
清原伽耶は好きだけど本作では役との相性がよくなかった気がした
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.8

第4弾の公開も9月に決定している絶好調シリーズの第3弾。
安定の面白さながらも、非常にストレートな作りでスルスルと進むため、あまりひっかかりがなく、ものたりなさを感じてしまうのは贅沢というものか。
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殺し屋1(2001年製作の映画)

4.0

原作漫画も三池監督も好きなのに、なぜか見逃していた本作。
両者の相性が悪いはずはなく、グロ描写もよかった。
悲壮感よりも変態性が爆発したラストバトルも正解だと思った。
今まで見た浅野忠信のなかで一番カ
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

OPから一瞬で「あ、これいい映画だ」とわかった。
土壁や奥さんが纏う青い衣装のせいもあるが、フェルメールの絵画のような美しさ。
公開年に観ていたら間違いなくその年のマイ・ベスト10にランクインしていた
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

ソヒョン世子変死事件という史実を基にしたサスペンス(主人公の盲目の鍼師はオリジナル)。
夜が舞台なので鳥目(老眼)のぼくにはちと辛かったが、それはまた別の話。
中盤以降でグッと物語が加速して盛り上がる
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とむらい師たち(1968年製作の映画)

3.8

不謹慎な『おくりびと』。
筒井康隆のブラックユーモアのような荒唐無稽さ。
登場人物たちも個性的で、「若干〜」の口癖は中毒性があった。
主人公がデスマスク造形師なのだが、当時、そんな慣習があったんだろう
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

ツチヤタカユキの自伝小説が原作。
笑いに取り憑かれた修羅の不器用な生き様。
『着信御礼!ケータイ大喜利』は懐かしかった。ぼくも送ったことはあったが採用されたことはなかった(弟は一度読まれたんだよなあ)
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Chime(2024年製作の映画)

3.8

日常が徐々に不穏さを増し変容していく過程を陰影と音響が煽る。
原因と結果、理屈と感情、論理と非論理が混濁したような張り詰めた空気のなかの息苦しさ。
…などといろいろ考えずとも感覚的に楽しめて面白いのが
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

PMSの女性とパニック障害の男性の出会いと変化。
16mmフィルムのざらついた陽光や陰影が懐かしく優しい。
家族よりはゆるく他人よりはかたい「ちょうどいい互助関係」について考えさせられる。
夜はやがて
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

設定やキャラ造形からどうしても『ジョーカー』を思い出してしまうのは、あきらかにマイナスに働いてしまった。
なんとも救いのない嫌な話だけれども、ワンちゃんはかわいい。
エディット・ピアフの歌をうたうシー
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.8

絵本みたいなかわいらしいタッチながらも、どことなく漂う不穏な空気と落ち着いたトーンが幻想的でよかった。
原作も読んでるはずだけど遠い昔のことなのでこれを機会に読み返してみたいなと思った。
クレジットに
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

衣装に糊が効いていてきれいすぎるだろと思わないでもなかったが、おおむね原作愛が感じられる実写化だった。
キャストも違和感なかったし、顔芸もすばらしかった(鶴見中尉の歯カチカチ、アシリパのオソマ対面)。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

約80分という短い時間でストーリーも演出もどシンプル。
でもそんな潔さが新鮮で洒落ていて面白い。
ラジオから常に流れるウクライナ情勢。
2人で観に行く映画がジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』とい
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