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ティコ・ムーンのNessのレビュー・感想・評価

ティコ・ムーン(1997年製作の映画)
4.0
月面都市には人が住んでいて、街がある。地域一帯を支配するマクビー家。その一族は血が青くなる持病があり、死を回避するためになんとしてでもティコムーンという人物の臓器などを移植しなければならない。「バンカーパレスホテル」のエンキ・ビラル監督作品。

殺し屋レナ役のジュリー・デルピーがほんとに綺麗。黒髪から赤髪になったりブロンドになったり、いろんな姿をみれるのですがどれもなんとも言えない魅力に溢れています。

映像の質感もさすがにかっこいい。オープニングから惹きこまれました。街の風景や人々の様子含めてこの映画だけの世界観が確立されています。日本語の放送も何度か流れますが、ちゃんとした日本語で感心しつつも安心。笑 キャンプ地もなんだか異様でいいなあ。

「月を離れるのははじめて」というセリフがなんとも素敵です。状況を説明するようなセリフが少ないので、理解しながら観たい場合あらすじは読んでおくべきだと思います。人物同士の関係性も把握しておけたらもっと楽しめるかも?とても好きな作品になりました。
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