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私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてくださいのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
大手広告デザイン会社で仕事をする目黒(毎熊克哉)は、婚約者のいる身でありながら、清楚で保守的だがどこか妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃(行平あい佳)に出会い、強引に口説いて関係を持つようになる。 明乃は目黒の見立て通りどんどん積極的になり、逢瀬にのめり込んでいくが、ある日突然、目黒の会社に明乃の夫が訪ねてくる。 夫は目黒に、不倫の報復として社会的制裁を加えると宣言し、そうされたくなければ妻との関係を続け、調教し、詳細を報告するよう伝えた。 目黒は理解に苦しむが従うほかなく、その日から、夫の指示のもと更なる調教が始まった。 それは、ふたりにとって泥沼の恋愛にも似た破滅への道となっていった。 
一方明乃は、本人でも抑制できないほど奴隷としての素養を開花させていくのだが…。
サタミシュウ原作のシリーズ第2作。
女ったらしの目黒が明乃と愛欲に溺れ、明乃の浮気を知った夫が目黒に「妻を自分好みに調教して欲しい」と頼み、目黒は明乃を調教していくというストーリーだが、ストーリーが進むに連れて「調教は明乃が望んだことで、明乃の夫も目黒も明乃に踊らされているのでは?」と目黒や明乃の夫が疑心暗鬼になるのがユニーク。支配しているようで、実は隷属している側がイニシアチブを握っている。支配しているつもりが、支配されている。明乃に次第に弄ばれ、目黒がぼろぼろにされていく後半の展開が面白い。支配され調教されているようで、実は秘めた欲望を解放して満足するまで貪る明乃は、城定秀夫監督作品のヒロインそのもの。
様々なシチュエーションで目黒が明乃を調教していくシーンの生々しい官能シーンは、城定秀夫監督お得意の生々しさ。はるかに壇蜜主演の前作を越えたセクシー映画。
毎熊克哉、行平あい佳の好演が、印象的。
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