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パウロ 愛と赦しの物語のMayumiMのレビュー・感想・評価

パウロ 愛と赦しの物語(2018年製作の映画)
3.4
イエス・キリストの存在がまだ身近でありながら(没後なのは確かだけど)、今あるのは救世主の遺言だけ……という心許ない時代に生きる人々の信仰心が試されてるという一作。
そもそもユダヤ教徒だったパウロが、それゆえにキリスト教徒を迫害した過去を持ちながらも許された存在だという点がポイントだと思うんだけど……改宗したからこそ許されたという点があまりクローズアップされてない点が、カトリック的にはヌルいという判断になりそうかも。
とはいえ、ソコをあえてボヤケさせたことで何を信仰するかではなく、まさに『平和は自分から始めろ』という教訓を描けていたんじゃないかな……と思ったり。

それはともかく、人間を松明代わりにする皇帝ネロの発想が凄いというか……とりあえず、街中臭かっただろうなァ(苦笑)。
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