こだま

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のこだまのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジブリって短い中でも考えさせるの上手い

ハラハラしたり感情移入を短い間でさせるからキャラクターに愛着が湧くし、キャラクター間の愛情や絆がすごく伝わる。

カニの話
ジブリの描く親子愛が好きなんです。それを感じられる作品。ハラハラと最後の安心感、短いながらに感じました。水の表現がやっぱり素敵。水中に生きる兄弟が主人公な、自然を感じて少し怖い、それでもきれいだと感じさせる物語。

卵アレルギーを持った男の子の話
アレルギーって繊細な問題。いくら注意していても、見ていない場所や慣れなど、ふとした時に出てしまう。それが親の不注意だ、本人がもっと気をつけるべきだ、なんて言われるのは少し考えてしまう。前向きに考えるシュンくんをぎゅっと抱きしめてあげたくなる。

透明人間
どうやって生活してるの?そんな疑問には一切触れず…
「人は誰からも忘れられた時に死ぬ」みたいな言葉を聞いたことがあるけれど、そんな話かな。認知されないって寂しい。
ストーリーがあるわけでもないけど、深い物語で1番見入った。
最後勇気を出して行動して、他人に見てもらえたことで、主人公はまた生きていけるのかな。
それまでも、普通に良い人だったけどね。
こだま

こだま