大好きな白石監督がなんと若松プロダクションで撮ったのが、故若松孝二監督の若き頃の彼を取り巻く人物にスポットを当てながら描いたこの作品。
破天荒な若松映画の世界に堕ちていくめぐみを門脇麦が演じる。1970年頃の揺れ動く日本で女性であることを捨てて映画に関わっていくめぐみ。
映画を観るのと撮るのは180度違う世界なわけで、まさに「てめえを殺るか殺られるか」の覚悟で取り組む映画作りの厳しさが痛いほど伝わります。
そして独立プロが映画を作り続ける大変さも理解できました。
改めて門脇麦の女優としての素晴らしさを感じた作品でした。
2018年封切映画 39本目