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騙し絵の牙のudagawaのネタバレレビュー・内容・結末

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

権威主義VS合理主義、VS本オタク。

創刊100年を超える文芸誌をフラッグシップに掲げる出版社で、ジリ貧週刊誌の編集長として引き抜かれた男(大泉洋)は次々と奇策を展開する。
過去に同人誌を出していたモデル(池田エライザ)に本人の不本意なゆるふわ路線を外れさせて連載を書かせ、文芸誌の第一人者である作家(國村隼)原作の漫画を連載・國村のグラビアも撮影。文壇から姿を消したベストセラー作家の別名義の作品を発見すると作者として廃業寸前のモデル(宮沢氷魚)を顔出しさせる。

面白ければ、楽しければ、本が売れれば、良い条件で海外の出版社(なのか代理店なのか聞き取れず)と提携できれば、なんでもいいのか、それでいいのか、という本好きの憤りは、文芸誌から週刊誌に引き抜かれながらも作品に真摯に向き合っていた編集者(松岡茉優)が晴らしてくれる。

いやーめちゃくちゃ面白かった!!
國村さんのグラビア、かなり欲しいです。
(あと斎藤工を「ただのうさんくさいファンド」にした無駄遣い、最高に良かった)
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