改革には少なからず痛みを伴う
しかしながら現状に甘んじていては成長出来ない
面白いと思う方向に進めば良い
利用出来るなら利用すれば良い
出版業会を取り巻く不景気と業界事情の闇
出版社の中で対立しながら競い合う構図
薫風社の中でも歴史を持ち
会社の柱でもある文藝誌部門と
対して廃刊危機にある雑誌トリニティ
を扱う文化誌部門が鎬を削る
トリニティの編集長速水(大泉洋)
小説薫風の編集者高野(松岡茉優)
彼らを中心に物語は動き出す
古き良きものを大切にそのままでと思う陣営と
伸び悩む今を憂い新しいことを仕掛ける陣営
どちらに偏り過ぎても会社は成長しないし
何より面白くない
例え行おうとしている事が
誰かを欺き騙すことになっても
それが成長に繋がるのであれば
たまにはそういう痛みも必要かも知れない
先見の目と愛を持って接する態度
選んでくれた事に対しての出来る限りの対応
騙すことは許されることでないのかも知れない
だがそれを乗り越えて次の歩みへと繋ぐ時こそ
自らの成長を感じられる時かも知れない