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騙し絵の牙のlaのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
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おもしろい。
全力サラリーマンのビジネス改革映画!
事業をより面白く強くするための速攻
社内で出し抜き合うのは映画ならではのご愛嬌として(オーナー企業ってあんな感じなのでしょうか)、全員それぞれの立場の正義を全力ぶつけあってて清々しい。

淡々としたトーンだけど
「弱いからこそ攻め続けろ」「目的のため使えるものは利用しろ」「難しいから面白い」「面白いことをいかに早くやるか」
と、骨太ワードが多かったなあ

やっぱり、仕事は数字や正確さ、計画性も重要だけど、最終的にはどんな切り口でもいいし大小も問わないので、担当が面白いと自信を持って言えるか?が何より重要だと思う。
最後のエライザ の問いは全仕事人への問いかもしれません。「それ、面白いですか?」
「たぶんめちゃくちゃ面白い!」
といつも返せる自分でいられるかどうか。
本当に面白いことも重要だけど、夢中で面白がれるメンタリティでいることも大切だと思う。

あと、全体を通して、ベテラン俳優陣の演技合戦です。松岡茉優やはりすき、ひたむきまっすぐやや不器用な役がとっても似合うなあ。
最後の書店のシーンはちょっと泣きました。

昔あった銭湯を思い出せる人と思い出せない人。
グローバルに行く人とローカルに行く人の分かれ目をそう描くか、おしゃれだな、と脱帽したシーンでした。

タイトルとコピーはちょっとズレてるかもね。
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