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騙し絵の牙のmasaccoのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
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作家先生とか編集者とか、キャラクターはデフォルメされてると思うけど、お家騒動は角川、編集部の感じは文春をモデルにしていて、KIBAプロジェクト(のモデル)は実現しているらしい(構成作家の古川さんによると)、と聞くと、刺激的な業界なんだなぁ、と思った。
何回かのどんでん返しは驚いたけど、引っかかり割と控えめでひっくり返って、スルーしてしまいそうになった。
松岡茉優の、本と編集が好き過ぎる演技が良かった。“鉛筆入れ”作業に熱中してコーヒーこぼしちゃうシーンとか、神座先生の居場所を推測するために調査するシーンとか、二階堂先生に付き合って酔っ払っちゃうシーンとか、ほんと良かった。ファッションはパンツにクルーネックカーディガンだったのが気になった。
ラストの業態が、それほど斬新さが感じられなかったのは、時代のせいか?
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