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騙し絵の牙のるのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.9
出版業界の権力争いをキレキレ編集長大泉洋が引っ掻き回す話。
原作は読んでない。Primeの広告で流れてきたので何となく観た。

事件が起きて騙し騙されのどんでん返し系というより、それぞれが出し抜こうと思惑が交差するビジネス物語にイメージは近い。前者で期待して観たわけじゃなかったので結構楽しめた。

大泉洋の速水と佐藤浩市の東松が、本屋で雑誌を買う人たちを眺めながら話すシーンは好きだった。

本も本屋の空間も好きなので、できればリアル出版業界では内輪揉めはしないでのびのび面白いものを届けて欲しいと真剣に思った。
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