ちのぬねの

HANDIA アルツォの巨人のちのぬねののネタバレレビュー・内容・結末

HANDIA アルツォの巨人(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

自分への覚え書きです2/18

話の進行が中盤までは早くて主人公の半生を忠実に観させられてる感じ
実話に基づいているということなのでこの人物のことを知りたければこれで問題ないが映画としては前半少しメリハリが少ないかなと思う
役者さんは兄弟どちらとも上手だった
みんな薄く愛情はあるけど貧困からの欲が強い
弟は見せ物にされることをお金の為に受け入れる
片腕が使えない兄は弟について弟を見せ物にすることを商売にする
ある程度皆が満たされて自分達の未来を見出したとき、追いはぎにあって貯めたお金を失う
もう一度お金を稼ごうとするが今まで一緒にいてくれた興行師に見切られた
弱った弟と商売が下手な兄
弟はそれでも自分が犠牲になってお金を稼ごうとする
それを見て兄は故郷に帰ろうと言う
初めて純粋な兄弟愛を見た気がした
冬山で弟は弱ってなくなってしまった
財産のすべてを兄に譲ると遺言
かつて兄は戦争に行ったせいで片腕が使えなくなった
当時、兄弟のどちらかを渡せと言われて父は兄を選んだ
弟がいなくなって兄は父に聞く
「なぜ自分を選んだ?」
父は「兵隊がお前を勝手に連れて行ったので自分が選んだ訳じゃない」という
兄はそれ以上何も言わなかった
そして父も亡くなる
父を埋める為に弟の墓を掘り返したら弟の亡骸はなくなってた
最後は何もなくなってしまうけど不思議と喪失感は感じない
前半の展開の速さが逆に映画を飽きさせないのかも
この映画良かったのになんでこんな評価低いの?
スペイン映画は慣れないとフランス映画より観辛いからかな

口コミみると暗い、重いってコメント多かったな
明るい映画ではないけど最後はバッドエンドでもないしそんなに辛い重いの印象はなかった
耐性の問題かな