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旅のおわり世界のはじまりのしをのレビュー・感想・評価

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)
3.3
メール文章を発音しながら送る不自然さ。AKB48の前田敦子は集団の中で輝く人形だったのが、ひとりになるとどうもその輝きは抜け落ちるし演技が本当にキツい。でもその不自然さだったり空虚さをいかに操るかが面白いのかもしれない(が、私は終始イライラしちゃうのでまだまだでしたワ)
後半の警察署で説教臭くなるのウケた。今日イベントで田中純が鈴木了二を引き合いに黒沢映画における空間の話をしていたのがちょうどタイムリーでよかった。閉鎖的な空間(部屋)は仕切りが多く存在していて、それはいかにも日本的(とりわけ東京)であると(『ニンゲン合格』『回路』などがわかりやすい例)言っていた。それは大いに納得できるけど、海外を舞台にしているものだったり、特にこれはそうした仕切りがほとんどでてこない。ホテルの部屋くらい、、それをどう意識して撮ったのかは知らんけどへーってなった。そろそろ清ノック飽きてきました。
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