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SPL 狼たちの処刑台のkirioのレビュー・感想・評価

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)
3.8
「SPL」の意匠を受け継ぐ、全く別のクライムアクション
因果応報的な顛末と痛々しくも見応えあるアクションは健在

STORY
香港の刑事リーは、家出のように別れた娘がタイで失踪したことを知る。
現地に乗り込み、若手捜査官チェイたちに同行するリーは、その大きな悪意のしがらみに巻き込まれていく。

物語の語り口が上手く、ルイス・クーの絶望と政治家の下りが並行する感覚に引き込まれる

終始、重々しくトーンと取り憑かれたような無双アクションは見応えありだが、
トニー・ジャーのキャラはあまりにファンサービス過ぎて…びっくりではある

アクション俳優ではないルイス・クーとそれ以外のキャストで、カット割が全く違うのも工夫

ちょっとアクションパートの印象が物語から飛び抜けているのと、ルイス・クーのラストが気になったが、
十分好きな部類の映画ではある
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