当たり前みたいに行われる悪事と、ちょっとした歯車の違いでそれに巻き込まれてしまう人達のすっごく不幸な話。劇場で観た時は、むしろ呆然としてしまって、もう一度見直した時にやっと涙が出た。
で、SPLシリーズといえばやっぱり本気のアクションが見所だと思うけど、今作も、主演の古仔はアクション俳優ではないにも関わらず、吳樾さんやトニー・ジャーに助けられてるおかげもあって、見応えはあった。(単に受け手が上手ければそれなりに見えるものなのかもしれないが。)観てて痛そうすぎるアクションはシリーズを通して一貫してる。
あと、ドラマ｢尋秦記｣を観た事ある人なら、古仔と雪兒の再共演はかなり嬉しいのでは。(アクション映画ファン向けの映画だけにはしないための配慮を感じる。)
とにかく、古仔のおかげで香港映画が好きになって、ひいては香港が好きになって、中国語もちょっとは分かるようになった私の目線なので贔屓目でしかないけど、ぜひ今年こそ香港電影金像獎の主演男優賞を彼にあげてください！と思える映画だった。(とか言いつつ、もし受賞するのが驚異の復活を遂げたアンディさんだったら、大人しく拍手しちゃうけど、、笑)
追記(2018.4.16)古仔、初の香港電影金像獎主演男優賞受賞おめでとう！単なる一ファンだけど本当に嬉しいです！
2017.9.17. 旺角 百老滙戲院
2018.9.28. CINEMA KOBE
