はるひ

軽い男じゃないのよのはるひのレビュー・感想・評価

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)
4.4
傑作!

最近仕事バリバリ頑張るために、負けん気つまりは男性ホルモンを注射したらクヨクヨせずに頑張れるのでは!?という仮説を立てて調べてみたりしてみた。

調べたところ
「すなわち、大胆でリスクを恐れない、決断力のある、男らしい行動といった映画のヒーローのような生き方、そのような精神や行動の源になっているのがテストステロンだとわかってきたのです。また好奇心や挑戦する心、冒険心、などいわゆるチャレンジ精神にもこの主要な男性ホルモンであるテストステロンが大きく関与しているのです。」

え、男性ホルモン接種したら私仕事行けんじゃね??
などと思った。

ただ、男性ホルモン、テストステロンが代謝されるとエストロゲン、女性ホルモンになり、逆に女性ホルモンが増えてしまうということもあるらしいので上手くいかなそう。

そんなこんな画策していたところなので、この映画はドンピシャというか面白かった。逆になっただけでこんなにも違和感なのか。
映画の中では女性は毛が生えててもいいのに、男性同じように生えてただけでこんなにも嫌がられ、無理だと言われてしまう。
いや、あなたにも生えてますけど?ってなるが、現実でも散々脱毛の広告がやってくる。
今は男性も脱毛する次第になってきたけど、それ以外の部分も男女入れ替わるだけで面白いほど違和感だった。

可愛くなりたい、スタイル良くなりたい、ずっと思ってきて努力してきたこと、今になって全部男に気に入られるための本能的欲求なのかと思うとなんか嫌になってきた。
かといって、女性の良さ、女性だからこそを活かせばいいわけで、そこ無視するの?って話にもなるし。

この先どう生きてこうって、今後のキャリアとか結婚とか色々考えるとわけワカメ。
こんなふうにグルグル考えるのも自分が女だからなのかもしれぬ。

いや女男って言ってる時点で自分がそこに囚われすぎなのでは。

あああー。
はるひ

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