くろ

軽い男じゃないのよのくろのレビュー・感想・評価

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)
3.1
前からずっと気になっていて環境が整いやっと見ることができた。


主人公ダミアンが頭をぶつけ、意識が戻ると男尊女卑の世界から女尊男卑の世界になっている。
女性が強いから子供を産み、働きに出て、男性は家で家事と子供の世話をする。
外を歩けば男性側が女性から値踏みされナンパに声をかけられるし、常に女性のために美しくいる努力を求められる。
男女の立場が入れ替わって見える世界ってこんな感じなのか。
男尊女卑でも女尊男卑でもどちらにせよ相手を性別だけで卑下し邪険に扱う行為にずっとモヤモヤしていた。

あと男女立場入れ替わりとして女性が男側の立ち位置になるとパンツスーツになったり男言葉になったのか。
女側になった男性は言葉遣いは「〜なのよ」的な表現になったのか。
言葉については作品自体がそうしているのか日本語字幕がそうしているのか気になりました。

なんだかちょっとイヤな後味かな。

ダミアンの飼っているネコのロッコはずっと可愛かったです。


追記
違和感、モヤモヤの一つとして逆転した世界の女性達が総じて化粧っけはなく、スカートではなくパンツスーツが目立つことの違和感。
化粧やスカートは男に魅せるために着飾ってしてるって捉えられてるのかな?って思ったからなんか嫌でした。自分のために、自分の好みでスカートはいたり化粧してる女性も多いと思うんだけどな。
くろ

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