病気って気づけるものとそうじゃないものがあって、人ごとではなくて、いつか自分ごとになるかもしれない。
周りの人がなるかもしれない。
そんなことを気づかせてくれて、純粋な気持ちを思い出させてくれました。
『このまま放置すると死に至る可能性があります』と言われたことがあります。
ただの風邪だと思っていたのに、運が悪いと10分後に死ぬかもしれないよって。
そのまま入院治療したので大事には至らなかったけれど、初めて死を目の前に感じたかもしれない。
その恐怖感は普段は意識しないけど、本当は生きてる限り常にそばにあるものなんだと思う。
若く突然余命宣告された主人公
主人公が拾った詩集の持ち主で終電間際に出会った元女優
病気を抱えながら二人の支えになる詩を書いた女の子
同級生の元バンドマン。
それぞれがそれぞれに悩みを抱えて、それでも前向きに生きている。
言葉って人を勇気づけたり、死に追いやるほどに傷つけたり。
使い方と受け止め方によって救いの手にも、突き落とす道具にもなる。
この一年本当にそれを感じていた。
できれば傷つきたくないし、誰も傷つけたくない。誰だってそうなんだと思う。
残された時間をどう生きるか。
ピュアすぎるぐらいピュアだけど、自分の気持ちを大切にすること。
相手を想う気持ちを大切にすること。
誰かを想うことの尊さ。
当たり前に大事なこと。
生きることは時間の長さじゃない
誰かにとっては無駄な時間に見えるかもしれないけど、その人にとっての大切な時間をどう過ごすのか。
愛唄を初めて聴いた時のような気持ちになりました。
清原果耶さん素敵でした。生き切った。
なんとなく世界の中心て愛を叫ぶのヒロインと重なってしまったけれど。
飯島寛騎さんブレイブ群青戦記で初めて認識したのですが、こっちの役もすきです。
飯島さん演じる坂本くんのタイマーはなんだったんだろう…
好きなことをやる時間を自分で決めていたのかな。
横浜流星さん、個人的にはおとなしい役のイメージかあまりなかったのですが、この作品の主人公のような優しい役も良いですね。
時間はみんな平等に与えられているはずたけれど、どう使うかは人それぞれ。
だけど、自分の気持ちは自分のもの。
大切なものを見失わないように、
大切なものを人を大切だと言えるように
そんな大人でいたいなと思う。