たいちゃん

翔んで埼玉のたいちゃんのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
4.2
この監督は日本が大好きなのだろうなと思って鑑賞していた。
最近、日本の文化を回顧するムーブメントがキていると個人的に感じている。そしてまさにこの映画における"東京"の一見、豪華絢爛でありながら目を凝らすと明らかにチープなきらびやかさはまさに戦後日本が積み上げてきたものを象徴していると思った。
また肩書きを崇拝するといったサマもいかにも日本らしい。そして出演しているキャストもキャラ立ちしている人が多い。このような日本特有のシグナル的なものに左右されがちな国民性を暗に指摘していてその点も面白いと思った。
ストーリー自体はさほど込み入ったものではなかったがむしろそれを取り巻く世界観が私にはグッときた。
と、長々と書いたが私はそんな関東からも遠く離れた四国出身の民である(笑)
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