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マリオネット 私が殺された日のscaflocのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

 まず言えるのは韓国映画にしては暴力表現が大人しめ。それは悪くないし、それとは関係ないけれど、映画の文法的な表現がほぼ無い単純なコンテ故に、冒頭のテクニカルな構成が演出意図に追いついておらず、結果として凡庸で、ただただ可哀想な女の子の追憶を見せられている感じが辛かった。その退屈な展開が中盤まで続くが、主人公と因縁のある元刑事が積極的に関わってくるようになり、やっと映画として動き出す感じ。そこからラストまではちゃんと見られる映画になっているが、故に前半の退屈さが余計に印象に残るのは否めない。ただその構成の単純さ故に、ラストの猪突さはより際立ったのかもしれない。
 主人公の女性は、黒木華にも似ているが、僕の世代なら谷村有美に似ていると言った方がしっくりくるかも。対する相棒の元刑事は、AV男優の吉村卓さんをしっかりと痩せさせた雰囲気。そのせいか好感持てました。
A5B5C4D4E6→24
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