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バーニング 劇場版のmatsushiのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
4.3
実存というテーマ「"ある"と思わないで、
"ない"ことを忘れたらいい」というセリフが全て。
存在というものは単なる認識でしかない。だからこそ井戸は存在したり、しなかったりした。

重要なのがメタファー
料理は供養だというメタファーを使うベン。もちろん、ビニールハウスは女性へのメタファー。ベンがビニールハウスに当てた辛辣な言葉も全て女性のこと。猫も、父の事件も、母の言動も、全てメタファー。
人生とは何かを追い求める3人のグレートハンガーの物語。

ジョンスの「世の中が謎」という言葉。この作品のテーマがそこにある。誰がどういう人間で、何を思っていて、現実に起こっていることさえも謎のまま。全てが各々の認識でしかない。実存につながる。存在というものも謎なのだ。
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