Colette

ビリーブ 未来への大逆転のColetteのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
5.0
久しぶりのレビュー

ビリーブ
やっとみれました。

私はジェンダーについて割と詳しく学んだ人間ですが、ジェンダーって本当に難しい。
そもそも、日本では正しい”ジェンダー”に対する知識を持っている人が少ないと感じる。”フェミニズム”という言葉を聞くと全てradicalといった言葉と結びつけてしまう人が多いのもそういった部分からきていると思う。
映画では女性のために作った法律が男性差別だと訴えていたが、弱い立場にいる人側立って政策を決めたにも関わらず逆に差別だと捉えられてしまっている法律や施策というものは今現在も多くの領域で存在しており、度々問題になっている。

日本ではジェンダーといった問題はまだまだ認識もされていないように感じる。RBGのように、そういう問題を社会に出せる人の存在は大切だと思う。


映画全体としては、すごく綺麗に、端的にまとまっていて分かりやすかった。
RBGももちろんすごい人だが、夫も当時の時代では珍しく女性と男性で家事は共同でするものとして、共に仕事との両立を目指し、支え合うことに賛同してくれるとても新しい価値観を持った素敵な人だったのだろうと思った。
最後のRBG本人が出演している部分は感動した。

RBGはアメリカで年代問わず多くの人に人気があるようだが、それだけ彼女がアメリカ、そして世界に残した功績は大きいのだろう。

“We’re not asking you to change the country. That’s already happened without any court’s permission. We’re asking you to protect the right of the country to change. “あなた方には国を変えてとは言っていない。国はもう変わっているのだから。その変わる権利を護るのが法律だ。この言葉はジンときて特に印象に残った。

自分も彼女のように徹底的に頑張れる女性になる。
Colette

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