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ビリーブ 未来への大逆転のkakoのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.8
sexの話か、と軽く見始めたら、
ジェンダーの話だった笑

先生は女性の仕事、法科には女子トイレがなかったとか、そんな時代もあった、
ということは、1990年生まれ世代としては
なかなか信じられないけど、
ラディカルなソーシャル革命は、
少しずつ、一歩ずつの前進のもと、支えられてきたんだなあと。
逆に、今日の当たり前が、5年後10年後も当たり前じゃないんだと目から鱗が落ちた。

最近のニュースで、
10年ちょい前までは、週休1日が当たり前で、ニ日制なんてありえない、と思われてたのに、
今じゃその価値観は逆転してて。
確かに土曜学校あったわ…と忘れてる位に、週休2日が当たり前になってるし、
先進国では、週休3日制に取り組み始めてる。
能率あげて、作業量を減らさないで済むなら、同給料で、週休3日制にするのもありだと思う。
日本だと、古臭くて頭固い政府や企業や人々の、ネガティブな意見が先行して、変化に時間がかかるから、
こうやって、アメリカや先進国と言われる影響力や発信力のある国に倣うことが多いので、
実行されるまでに時間がかかるだろうけど…
とりあえずトライアルしてみればいいんじゃないの?と思う。

変革を起こすときには、やっぱり反対意見、保守しようとする声があがるけども、
コロナがあって、強制的に始まった在宅勤務も、やってみれば意外と回るもんだし、メリットも多いとわかったみたいに、
理にかなっていることに関しては、
意外とそっちが時代のスタンダードになっていく、先例となりうるのだと感じた。

もちろんそこに風穴をあけるのは、なかなか馬力がいるけども、変化を恐れすぎず、
本当にこれが正しいの?というラディカルでクリティカルな発想を持って、
新しいムーブメントや慣習を取り入れていく気概が大事だなと思った。
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