まる子

ビリーブ 未来への大逆転のまる子のレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.0
実話をもとにされた作品はやはり、説得力があり見応えがある。長い期間をかけ、アメリカにおけるジェンダー関連の法律を改訂していった。それを2時間で収めるには物足りなさを感じながらも、凝縮できる分は描かれていたようには思う。率直なところ、ルースの生い立ちや夫の癌、娘の反抗期に関してはもっと観たい。作品的には女性弁護士とジェンダーレス社会と法律がテーマのため、致し方ない。正義を掲げて言葉で闘う弁護士って本当にクールだと思う。こんなにも芯が強く、賢くて、諦めの悪い頑固な女性の背景には、自分の過去だけではなく、自分の子供や将来を見据えた意図があった。信念を持ち、チャンスをものにして、成果を残すことで今後多くの人がその法律に守られる。自分の仕事が何かしらの形になるって、生きてる証だよね。
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