水野統彰

ビリーブ 未来への大逆転の水野統彰のネタバレレビュー・内容・結末

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

米国の性差別による違憲判決に立ち向かったキキという女性の物語。

ハーバード大学法科に入学したキキは当初「同じく弁護士である夫を理解したい」という理由からハーバード大学の法科に入学。
しかし法律の世界もまた、男女差別が色濃く残っていた。

キキは弁護士になろうと仕事を探すも、女性だからという理由で就職も断られてしまう。結果的に就いた仕事はコロンビア大学の教授だった。

そんな中、夫がある判決をキキに渡す。
それは「家庭で介護をする独身男性には税の控除が認められない。」という判決内容だった。

いまだ「家庭は女性がいるところ」という前提で作られている法律が多いなか、キキは「税控除は家庭で介護をする人に対して与えられた権利だ」と本来の趣旨に沿った判決を下すよう判事に求めたキキ。
この控訴の承認とリード夫妻判決を前例とし、米国の男女差別を前提とした法律は次々と見直されていく。
水野統彰

水野統彰