ジョジー

ビリーブ 未来への大逆転のジョジーのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.0
86歳で未だ現役の合衆国最高裁判所女性判事を務めるルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日を描いた伝記ドラマ。
ルースを演じるフェリシティ・ジョーンズが男女平等を求めて闘う姿は爽快で、誰もが勇気をもらえるはず。彼女が立ち向かうのは、明らかに性差別と思われる法律。
ルースは物怖じしない性格で勉強熱心。だけど、女性というだけで弁護士への道を閉ざされるという屈辱を味わいます。だからこそ、人は性別で差別されるものではないという信念があり、最初は気持ちだけで突き進んでるところがあったんじゃないかな。
既に弁護士として活躍している夫や、色んな差別問題に取り組む仲間の手を借りて、初めての裁判に挑みます。実話ベースだから、先は見えているんだけど、それでもルースの弁護は上手くいくのかとはらはらしながら見守りました。
ちょっぴり残念だったのは、法律についての台詞を字幕で追うのがしんどかったところ。みなさん早口だからか、私の頭が悪すぎるからなのか(^-^;
羨ましくもありほのぼのしたのは、アーミー・ハマー演じる夫マーティンが家事をするところ。お料理する姿なんて板についてましたもん(結局そこ^^;) 夫婦が支えて合ってる姿も良かったし。
ルースが突破口を開いたからこそ、男女問わずに活躍する場が増え、権利を主張することもできるようになったんでしょうね。ただ、本当の意味で男女の格差がなくなっているかというと、疑問は残ります。
未だに男性が家事をすると偉いって思ってしまう自分もダメなのかもしれないし。一人ひとりの心の持ち方で変えていくしかないのかも。
ひとりの女性の伝記であり、法廷ものであって、家族の絆を描いたドラマとしても心動かされる良い作品でした。

もう見抜かれているかもですが、フェリシティ・ジョーンズとアミハマ目当てで観ました^^; ふたりとも美しいから絵になりますね。フェリシティの凛とした姿に背筋をただし、アミハマの笑顔に癒されましたよ。娘役を演じた子役の子も良かったし、チョイ役だけどキャシー・ベイツ存在感ありました。
ジョジー

ジョジー