薬はやってないにしろ、幼少期の自分と重なる部分があることでジュディの気持ちに少しだけでも共感してしまうところがあった。極端な食事制限や毎日の厳しい練習、幼い頃の自分にとって、あの頃は先生の言う事なすことが絶対でした。体重が増えただけで叱られ、その後に厳しい指導、休む暇なんて無く学校の課題もおろそかになるほどの平日も休みも練習の日々。ご飯も食べるだけで罪悪感でした。先生達の監視されるような目にも怯えてた。それもあってかケーキを食べるシーンのジュディの思いがひしひしと伝わってきた。って自分の話になってしまったけれど。ジュディガーランドはそういう過去の経験が大人になっても影響していて悲しい結末を迎えてしまったのかなって。けれどあれだけ華やかで感動的なラストは鳥肌でした。最後のジュディの言葉とても良かった。レネーの演技は細かい描写まで凄かった。歌唱力にも圧倒されました。主演女優賞獲ったのも納得です。
