ボナペティ男

タイクーン!のボナペティ男のネタバレレビュー・内容・結末

タイクーン!(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

 ハヌマーンvs孫悟空? ハヌマーン&孫悟空? よくわからん。ストーリーの流れは悪いし、行動がいちいち謎だし、チープだし。いや、別にそれはいいんだけれど、肝心のアクションが微妙なのがいただけない。
 殺された恋人の復讐一本にストーリーを絞ればいいのに、あれやこれやと要素を盛り込もうとして全部が粗雑に……。パクチーとエビとナンプラーとレモングラスを抜いたトムヤムクン。
 ドラマチックに流れる劇中歌に思い出がフラッシュ・バック……。そんな話でしたっけ。

 謎のSEで笑いどころを教えてくれるし、アクション・シーンには副音声が入るし訳がわからん。面白くならない……。

 ヌア(サムレット・ムアンプット)が修行をして民族舞踊を覚えたり、それを元に型を利用したアクションや決めポーズとか面白いっぽかったのに、どうにもノリきれてない。
 最終盤になってやっとアクションが。いいじゃんと勿体ないじゃんの連続。舞踊や男女のバディアクションに固執し過ぎなのか単調気味だし、迫力に欠ける。
 傷つけられた人たちを見ての覚醒とかいいじゃん。そういうのを求めていたんだよ。「そういうの」までが遠すぎた。
 悪役の声がめっちゃ高くてしっくりとこない。

「頭を使え(物理)」

 殺された恋人の仇討ちを済ませ、その妹といい感じになって新しいラブ・ストーリーが始まる雰囲気の後、エンドロールで旧恋人とのイチャコラデュエットとか雰囲気ぶち壊しまくり。
ボナペティ男

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