今作は、『イップ・マン』シリーズのスピンオフです。
内容は、1960年代の香港。詠春拳の正統をめぐる戦いでイップ・マンに破れたチョン・ティンチは武道家を辞め、小さな食料品店を営みながら息子フォンと一緒に暮らしていた。ある日ティンチは、犯罪組織の幹部キットの手下に追われていたナイトクラブの歌手ジュリアらを救う。手下を打ちのめしたティンチは、キットの怒りを買う。住居を兼ねた店に火炎瓶を投げ込まれてフォンが火傷を負わされ、さらに父子は殺し屋に襲われる......というもの。
今作は、イップ・マンシリーズのスピンオフですが、イップ・マン自身は登場しません。その代わり、3作目の継承で同じく詠春拳の使い手であったチョン・ティンチが今作の主人公になります。義理堅い性格、そして冷静に物事を判断し、無駄のない動きで相手を倒すチョン・ティンチは、個人的にはイップ・マンに次いで好きなキャラです。そのため、今作もとても楽しめました☺️
ストーリーとしては過去作と似ていて王道ですが、それを上回るほどのアクションがあります。特に、チョン・ティンチが詠春拳を使って敵と戦う所を見ると、やはり、同じ使い手であるイップ・マンを思い出します。私は『イップ・マン完結』を観た後に今作を見たので、戦っている姿だけでも感動しちゃいました😌
スピンオフが製作されるほどの人気キャラであるチョン・ティンチ。一手の差とはいえイップ・マンに負けてしまった彼が、再び詠春拳の使い手として戦うことはあるのか。また、数々の強敵相手にどう立ち向かっていくのか。これまでのシリーズを観てきた方には、ぜひ観てほしいです🤗
