イッテルビウム中田

LETO -レト-のイッテルビウム中田のレビュー・感想・評価

LETO -レト-(2018年製作の映画)
5.0
自分用メモ🇷🇺
・ソ連のロックバンドКино
・白黒の映像に堂々と落書きする。
・ロックの本質は反抗。社会や権力に噛み付くところにある。
・マイクからヴィクトルへの世代交代。

・Psycho Killer/ Talking Heads
これぞパンクロック!血に塗れた若者が鬱憤を晴らすように叫ぶ。映像を自由にする落書きと相まってなんともカッコいい。
そこで、狂言回しが「そんなわけないだろう?フィクションだぜ」と冷やかすタイミングが絶妙。


・The passenger / Iggy Pop
ミュージカルのように乗客が歌い出す。天井から宇宙のポップアートの中を自由に駆けるヴィクトルにとって、満員のバスは閉鎖的で抑圧された空間だったのかもしれない。


・Perfect day / Lou Leed
土砂降りの中を帰宅するマイク。曲調とは裏腹に徐々に陰鬱になる歌詞がマイクに重なる。
You're going to reap just what you sow , これは全部己の蒔いた種だと自分に言い聞かせるような歌詞が刺さる。

・青春とはLETO(夏)であり、音楽であり、自由への咆哮だ。