頭がキレて弁の立つロンとのらりくらりかわしていくフリップのコンビがそれぞれ正反対の組織に潜入捜査。ハラハラする。スカッとする映画見たかったんやけどちょっと違った。
ブラックを差別するな！同じ権利を！って主張してたはずやのにだんだん私たちの方が優れている！白人クソ野郎！ってなっていく様はなんだかな。結局お互いを差別用語で呼び合ったりね。白人て言っても髪の色が違うとかは許されるのね。ヒスパニックとかユダヤはアウトなのによくわからん判断基準。もちろん人にもよるやろうけど、女の人って嫌いな人には触るのも嫌やけど、男の人って嫌いな相手でも欲情するし触りたいって思うのはなんなんかね。
分かりやすく白人至上主義者が悪者。
軽快なコメディ要素強いから気楽に見てたのに最後にぶっ込んでくるのすごい。これ映画の話じゃないからね！って念押しされる。全員自分が正しいって信じてるから厄介。
私も日本から出ればイエローって言われるんやろうな。歴史がどうのとか抜きにして戦争も知らん私でも道徳的に差別はダメだよって知ってるのに何でこんなに無くならへんのかな。性格的に好き嫌いはあっても道端ですれ違った外国人に「ゲーッ！キモ！どっか行け」とか絶対言わんやん？
カラフルな世界でいいじゃないかってLOVE&PEACEを布教するくらいじゃ幼稚すぎて誰にも聞いてもらえへんのかな。
