坂本くろみ

ブラック・クランズマンの坂本くろみのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

初視聴年:2022
この監督の作品でそういう感想を持つのはアレなのかもしれないけど、途中までサスペンス込みで没入感の高いエンタメしてる作風をしてるのにオチで急に現実に引き戻してくるのは正直いただけない所がある。
実際の資料映像はともかく逆位置の星条旗を画面いっぱいに映されて終わられると、映画が思想を代弁されるように感じて作品を語る際にそういうことも照らし合わせなくてはいけなくなる。
作品の面白さと現実社会の問題を重ねて作品に深みを与える効果もあるけども、ここまで主張されると作品の出来がどうこうを抜きに映画が視聴する自分の思想の代弁道具みたいに扱わなければいけない感じがして、どうも必要以上に作品の立場を揺さぶられた気がする。