ドキッとさせられる実話を基に脚色したコメディ。
実話を基にしていると言いつつも、ところどころ脚色してある。
映画評論家の町山智浩氏曰くKKKへの潜入自体もフィクションの可能性があるとのこと。
何故なら、新聞に広告を出せるようなオープンな団体が、まだ何も事件を起こしていない段階で、警察の所轄レベルがわざわざ潜入することはないだろうとのこと。
映画ラストで捜査を非公式化してしまった結果、潜入したという証拠は無いため真偽は不明である。
しかし、仮に潜入捜査がフィクションだとしても、KKKのネガティブキャンペーンとしてこの映画は大きな効果をもたらしただろう。
まるで「國民の創生」によって影響された人々がKKKを再生し、非白人を虐げるようになったことと逆のように。
あくまでコメディ、あくまでファンタジーなのである。
笑えるように作ってある一方で、ラストの現実に引き戻されるようなシーンは戦慄。