春21号

ブラック・クランズマンの春21号のレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.4
最高だった。
強烈な批判が出るのも仕方がない作りだが語り口が違うとこうも響き方が違うのかと思わされる。
最後の事件映画を観る前から知ってました。
あの映像も観ました。
でもその時とは全く違うというかその時とは比じゃないくらいにくらった。

これこそが映画の力なんじゃないか?
これだよ!こんな体験を待ってたんだ!
本編の面白さも言わずもがな
笑って興奮して最後にはファックユー!な爽快感もある。
着地としては世界は変えられなかったけどでも自分の周りは変える事が出来たというグローンブックと似た着地なんだけどそこからこの映画は思いっきり翔ぶんだ!
昨日見た花筐のメッセージが乗り移ったかのような作りだ。
過去のものにはしない 実録物のカタルシスだけでは終わらせない監督の矜持を強く感じた。

これはアメリカだけの話ではない
日本でも今まさに起きている問題なんだ
というか世界中で起きてる問題だと思う。
春21号

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