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ブラック・クランズマンのduramettoのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.2
アカデミー賞でスパイクリーがグリーンブックに対して怒り狂ってたけど、これを見ると彼のスタンスも良くわかるよなあ。

コロラド州の警察署ではじめての黒人警察官になったロンは、ある新聞広告から白人至上主義団体KKKへの潜入を目論む。

電話担当は黒人のロン、実際に潜入するのはユダヤ人のフリップ。お互いマイノリティなところはグリーンブックとも近いが、そもそもこの2人が敵対したりしながらわかり合うという話ではないのがいいですね。

黒人に対する信じられないような差別と、警官の横暴が今でも続いていて、過去にあった出来事を忘れないように観客に伝えるスピーチのシーンが印象的でした。

あとは、最後のあれですよね。物語として綺麗に終わった後に、事件の実際の映像を見ることで、状況は全然変わってないよな…という気持ちになりますね。

日本も他人ごとではない気がするなあ。
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