ダギリオりょうさん

ブラック・クランズマンのダギリオりょうさんのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.8
ずっと見たくて見たくて、やっとレンタルが開始したので、借りて見ました…(てか近くの映画館で上映して欲しかったわ)

スパイクリー監督作品。(オスカーおめでとう)
ジョンデヴィッドワシントン主演。
↑デンゼルワシントンの息子なんだよ!?すごくね!?
本作のテーマは"人種差別"。
今まで色んな映画で取り上げられたものであるが、毎回こういうのを見ると腹が立ったり悲しくなったりと、複雑な感情が溢れ出てくる。
本作内での差別表現も非常に多くて、心が凄く痛くなってしまった…
だが今でも差別は続いているわけだし、その過去から目を背くのもいけないし、ちゃんと本作に目を通しておくべきだなと感じた。

んじゃ、本題に入るよ

新人の黒人刑事がKKKに前代未聞の電話をし、潜入捜査を仕掛けるストーリー。
まずこれ見てぶっ飛びすぎじゃね?と思って、見る前からずっと期待していたが、それを上回る非常によいコンセプトとなっていた。
アダムドライバーとの駆け引きもコミカルで興味深く、いざ潜入捜査となった時は緊張感を引き出しながらもワクワクさせられる内容となっていた。
撮り方やカット割りも昔ながらの面白味があり、スタイリッシュな映像表現でよかった。(たまに編集に違和感があった部分はあるが、そこは大目に見よう)
飽きさせないテンポで常に予測できない展開にはずっと釘付けになっていた。

ということで、実に見応えがあった映画であったが、やはり先ほども言ったよう、差別表現が至って多く、オープニングのバカげた主張からの残酷で悲劇的なラストの記録映像は本当に痛ましい。
同年の作品賞受賞作品、「グリーンブック」のラストに比べ、このブラクラは完全に観客に解釈を委ねる形となっていた。
ハッピーエンドなのかそうじゃないのか色々とモヤモヤはするものの、文句なしのラストであった。

これが作品賞でよかったよ。