ダギリオダギレイさんの映画レビュー・感想・評価

ダギリオダギレイ

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夏の遊び(1951年製作の映画)

4.0

バレエで始まりバレエで終わる映画。良いドラマだった。70年前とは思えないほど新しい。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

耳聞こえない人がボクシングやる話。撮影がすっごくレトロ。
真新しさや監督のクセは見られなかったけどジーンとくる内容だった。電車が通過する時に主人公の周りでストロボみたいに光が点滅するシーンがカッコよか
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

4.0

おもしれー。飛び降りのシーンですらちゃっちゃと済ませちゃうセンスが今見ても新しく思える。コメディもちゃんと面白い

ざくろの色(1971年製作の映画)

3.8

面白いより楽しそうが勝つ。
思ったよりグロ要素少なくて良かった。

インディア・ソング(1974年製作の映画)

4.0

文学的なナレーションと何も起こらない映像。しかもそれらが一致しないで話が進む、実験映画というやつ。この女性監督の本業は小説家だそう。うん、変態ですね(直球)。
難解とか言われてるけど理解しなくても全然
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野いちご(1957年製作の映画)

4.0

良い話。ベルイマンとシェストレムのコンビという地点で名作確定。シェストレムの寂寥感が半端ない。序盤の悪夢のシーンのインパクトが強い。はっかにぶんのいちの元ネタなのかな。

王将(1948年製作の映画)

3.8

将棋指しが名人を目指す話。
アッサリしてるけど面白かった。75年前の作品とは思えないくらいエンタメ性に富んでいる。まずはストーリーの勝利だな。娘の説教シーンが見所だけど(ちょっとくどかった笑)、その後
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

想像以上に良かった〜。間が一切無いしツッコミどころも多々あって、娯楽映画のお手本みたいな映画。
感情が昂った時に風がめちゃくちゃ吹くんだけども、セリフ無しで感情を伝える手段として機能していて、ありきた
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.1

やっぱブレッソンキモいなーっていうのが正直な感想だけども、うん、面白かった。とにかく残酷な話。
パンを持ち上げてポストに入れるところが超機械的。それをじわじわとカメラが追う。キモすぎるって。
パーティ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

子供が画面に映ると暖色系だが、父親にフォーカスした途端に寒色系の色になる。絶妙な切り替え。そこに介入する赤い毛糸、赤い枕、赤のバラ。赤の主張が激しい!
学校の話も主人公のボーイフレンドの話も会話だけで
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

2.5

友人と観た。久しぶりにドラえもん見たけどドラえもん可愛すぎな。
現実が嫌になったのび太がユートピアに行くって話だけどその嫌になるきっかけがたいしたことなくて、そんなに現実嫌なのかいって思った。
あのて
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

なんとロードムービー。アニメーションで見れたからすごく新鮮だった。新海映画はこの路線で行った方が面白い。
感情移入はできなかった。ハウルみたいな男はイケメンなだけだし主人公はハウル男に対してかなり積極
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

ヤクザ映画、なんだけど静止画のような画面がずーっと並べられた作品。そんなゆる〜いスライドショーみたいなノリなのに暴力が突発的に起こる。そんな理不尽さに爆笑した。
カラオケのシーンで武が瓶をぶつけもう一
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.6

わー心理描写ほとんどないまま突き進んでいくのが素晴らしい。徹夜明けで目や眉がピクピクするアクションが良き。ストーリーは大したことが無いけれどファンにはもってこいの劇場作品ー

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

覗きサスペンス。誰が見ても名作ってやつ。文句の付け所が全く無いし、華麗にスタートして綺麗に終わる。ヒッチコック入門にピッタシだ。これでアカデミー賞はノミネートで終わってるとか。見る目無いねー。
グレー
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悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.0

猛スピードで話が進むサスペンス映画。
バレるかバレないかでスリルを味わうよりむしろ、笑うしかない、笑ったもん勝ち、ぐらいハイテンポな映画だった。でっかいカゴを階段の上からズドーンって落とす序盤のワンシ
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.1

面白かった。めんどくさいセリフがなくてスラスラ観れる。演劇っぽくなりそうな会話劇がしっかり映画的な画面として撮られていたのがスゴかった。三船と秘書が向かい合うシーンでわ、白と黒のコントラストでタイトル>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

インディーズ作家、突然の西部劇。当てもなく彷徨い歩いて新しい生き方を見つけるというのはこの監督の一生のテーマなんだろう。

夜のシーンの照明が暗すぎて(なにも見えない)夜から朝に場面が切り替わった時無
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浮雲(1955年製作の映画)

3.3

暗ーい男女の不器用なやりとりが延々と映される作品。死にたいって言うからにはラストまで生き抜いた方が面白いと思うんだけどなー。ずっと流れてる劇伴なんやねん。終始似た構図を見せられて正直地獄

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.8

むむぅ…普通!犬を探すだけのシンプル〜な話。デビュー作のような尖りを一応期待していたが。ハミングちょいちょい。

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.3

なーんも意味分かんない。
怪談話なんだろうけど。火が全く使われてないことに驚いた。完全に照明とアクションだけで物語ろうとしている。非常に挑戦的。常人には考えられないアイディア満載でどれもこれも謎めいて
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山の音(1954年製作の映画)

3.7

殴る蹴る描写を省略せざるを得ないのは良くも悪くも日本映画らしい。あまり晴れ晴れとしない内容なんだけども、この時代から人間性に迫るテーマを扱ったことに関しては素晴らしいと思う。成瀬巳喜男は全く色褪せない>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

ノレなかった。思ったことを口に言わないで心の声で済ませるあたり、オタクみたいだなーと。リカちゃんのメンヘラ全開なヴィジュアルが面白かった。

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