アメリカでの人種差別を題材としたノンフィクション作品の映画化との事。
潜入捜査のバディ物ですが、実話ベースもあり派手な演出というより、淡々とクラシカルな描写で描かれている印象。
何より差別や事件が最近まで、そして今も尚燻っているという事が怖いですね。
人の本性が出るのは、困難に直面した時と、自分に正義があると信じるとき。と言います。
その正義が妄信の上に成り立ってしまった時の怖さも感じます。
コロナの様に疲弊した時には病んでしまいがちだけど、優しさの上に成り立つ正義でありたいですね。
また作中でも語られたシャーロッツビルでのデモで亡くなられたヘザーへイヤーさんは生前のFacebookの最後の投稿で「あなたが怒っていないのは注意を向けていないから。」と残しているそうです。
世界で起こっていることに注意を向けること、知る事を第一歩としたいですね