重たいテーマを軽い雰囲気でアレンジしているが、よく見るとやっぱり重たい…
映画自体は人種問題系と潜入捜査系が中途半端になってしまった感が強いです。
人種問題的な作品を見るたびに思うのは、本当の意味で作品を論ずるのは日本人には難しいなぁと、いつも思います。
やはり、自身の身に降りかかっていないので対岸の火事感が拭えない。
でも、だからこそこういう作品を見て、海外で起こっているニュース等に目を向ける必要があると思います。
海外でたまに会うアジア人差別のエスカレートしたバージョンがずっと続くと思うと絶望するし、力で反抗したくなる気持ちも理解できなくはないですが…
でも、人種や国籍を問わず、いい人は良いし、悪い奴は悪だと言うことはよくわりますね。
作品自体と同じくらい、ラストのいくつかのリアル描写が胸に突き刺さります。